米国株式市場:今日も売られた住宅株

米国株式市場は、昨日に引き続き今日も住宅株が売られている。原因は大手住宅建築会社、D.R.ホートン、そしてプルテグループの冴えない決算発表だ。D.R.ホートンの一株利益は予想を上回ったが、売上はアナリストたちの予想を超えることができなかった。プルテグループの利益は、前年度同時期を14%も下回り投資家たちをガッカリさせた。

二社に共通していることは受注状況に黄信号が出ている。第3四半期、D.R.ホートンの住宅受注は前年度同時期を12パーセント上回ったが、アナリストが予想していた28パーセント増を大幅に下回った。プルテグループの場合は4パーセント増が予想されていたが、結果はマイナス12パーセントだった。

ft.comはこう報道している。

「上昇する住宅ローンの金利、それに今年中に実行される可能性がある量的緩和縮小が、住宅受注の伸び悩みとなった」、というのが投資家たちの結論だ。住宅株の株価には上昇する受注、住宅価格、マージンの継続が織り込まれていただけに、今朝の大手2社の決算発表は売り材料となってしまった。
心配する投資家とは反対に、プルテグループは「上昇する金利は住宅需要に悪影響を与えていない」、と述べている。「金利の上昇は、これ以上金利が上がる前に家を買っておこうという人達を大きく増やす効果がある。上昇する金利が好転する米国経済の証拠であるのなら、住宅の売上は順調に伸びるはずだ。雇用状況が更に良くなれば、住宅の売上も上昇する」、というのがリチャード・デュガス氏(プルテグループ最高経営責任者)の見方だ。
1カ月前にbarrons.comで読んだ記事だが、金利の上昇が住宅市場にブレーキとなる、という警報が出ていた。
多くのエコノミストは米国住宅市場のチアリーダーだ。例えば、ジム・オサリバン氏(High Frequency Economics)は、こう述べている。「住宅市場は間違いなく回復している。住宅販売件数は順調に伸び、それは消費者信頼感指数に反映されている。住宅価格も上昇が始まっているから、更に上がる前に買っておこう、という人達が増えることだろう。住宅市場に関する全ての指標には、順調に回復が続く米国住宅市場が示されている。」
住宅指標に限らず、他の経済指標が教えてくれることは過去の状況だ。金利の上昇は、住宅市場にどんな影響を与えるだろうか、というのは極めて重要な質問であることは言うまでもない。4月以来、30年住宅ローンの金利は3.43%から4.51%に急上昇し、もしこんなテンポで上昇が続くなら、それは住宅市場の問題となることだろう。
これ以上に金利が上がる前に家を買っておこう、と買い手が大きく増えることを業者たちは見込んでいたようだが、今朝の決算には受注の減速が見られ、業者の望むような方向へ事態は動いていない。ファンド・マネージャー、ダグ・カス氏もbarrons.comと同様に、住宅株を避けることを勧めている。




(参照した記事:Home Builders Demolished By Weak Earnings

US housebuilders slide on rising mortgage rate fears

Don't Bet the House on Home Builders

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