2013年7月11日木曜日

金融緩和の縮小は2年ほど遅れる??

米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は10日、米インフレ率は依然低水準で、失業率は雇用情勢を誇張している可能性があるため、当面は金融緩和策を継続する、との方針を示した。(ロイター)

当面は金融緩和策を継続する?たしか先日は、金融緩和縮小の準備があるといった話だったが、それは単なる脅しだったのだろうか?米国が金融緩和縮小を簡単に実施することができない理由として、munknee.comは次の5つを挙げている。


・失業率: 現在の米国の失業率は7.6%であり、目標となる6.5%には程遠い。非農業部門の就業者数は毎月約15万人という遅いペースで増えているだけでなく、増えている仕事のほとんどは賃金の低い仕事やパートタイムの職だ。
・銀行の存続には低金利が必要: 今日、銀行が住宅ローンや他の個人向けローンで大きな利益を上げることができるのは低金利政策のお陰だ。
・政府には低金利が必要: 以前は当たり前だった4%台に長期金利が上昇すると、政府は大幅な節約が必要となり、結果的に景気が大きく後退することになる。
・ひ弱な経済の回復: 銀行は、タダ同然で入手できる連銀からの資金に頼りきっている。特に情勢が深刻なのはヨーロッパであり、ユーロ圏の銀行はECBからの資金が途絶えてしまえば存続できない。
・長期金利の上昇は連銀のバランスシートに大きな打撃を与える: 長期金利が上昇すると連銀の保有する国債に大きな損が生じ、赤字財政支出の継続が難しくなる。
・結論: 上記の理由で、連銀は金融緩和縮小を実施することはできない。先日のバーナンキ議長の発言は市場の反応をテストすることが目的であり、議長は現に長期金利上昇という結果を見ることができた。実際の金融緩和縮小は2年ほど延期されることだろう。

当面は金融緩和策を継続する、というバーナンキ議長の言葉で、金が3%近い上昇となった。マイク・シェドロック氏(シタカパシフィック・キャピタル)は、こう語っている。

そもそも、人々は連銀が金融緩和の縮小を本当にすると思ったのだろうか。とにかく、連銀は縮小を本気で考えていなかったことが分かった今日、金は底を打ったと判断しても差し支えないだろうか。残念ながら、それは私にも誰にも分からない。しかし、金に対する極めて悲観的な見方は、そろそろ終わることだろう。

下は金のETFの日足チャートだ。



見てのとおり、株価は下降するチャンネルの中で推移している。注目はチャンネルの上限(1)だ。株価がそこを簡単に突破するようなら、投資センチメントは大きく変わることだろう。


(情報源:当面は金融緩和策が必要=バーナンキ米FRB議長

Fed’s Tapering Plans Will Be Delayed For These 5 Reasons

Gold Jumps Nearly $50 as Market Digests Non-News From Fed; Gold Correction Over?

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