ドル円で見るボラティリティの拡大と縮小

スクイーズとエクスパンションが、何と言ってもボリンジャーバンドの人気の秘密でしょう。スクイーズはボリンジャーバンドの幅が狭くなることを示し、エクスパンションはバンド幅の拡大を意味します。言い換えると、ボリンジャーバンドの幅に注目することで、ボラティリティの大きな周期、そしてボラティリティの低い周期を明確に見ることができます。





上はドル円の日足チャートです。ボリンジャーバンドのセンターラインは20日移動平均線、上限バンドはセンターラインから+2シグマ離れた場所、そして下限バンドはセンターラインからマイナス2シグマ離れた場所に引かれています。

やたらと矢印を入れましたが、ボリンジャーバンドには上記したように2つの周期があります。

・バンドが外側に広がるボラティリティが拡大する周期 (エクスパンション)
・バンドが内側に収縮/収束するボラティリティが減少する周期 (スクイーズ)

同じ意味になりますが、ラリー・ウィリアムズ氏はこう語っています。

「値動きには二つの周期がある。一つは値幅の狭い周期、もう一つは値幅の大きな周期だ。」

トレーダーが注目するのは周期の変わり目です。上のチャートの最近の部分を見てみましょう。



バンドの収縮(スクイーズ)が終わり、拡大(エクスパンション)が始まったのは1のローソク足(6月2日)です。そして翌日の3日(2)には拡大が明確になりましたから、下限バンドが滑り台になることを予測して、ドル円を売った人が多かったことと思います。(3日のブログを参照ください)センターライン(3)の向きにも注目です。上昇が終わり下げに転じています。

下は現時点(ニューヨーク時間金曜午後4時)におけるドル円の15分足チャートです。



バンド幅が狭くなりスクイーズ(収束)が起きています。センターラインは水平になり、値動きに方向性はありません。現時点では上放れになるか下放れになるかは分かりません。しかし一つ確かなことは、次にやってくるのはボラティリティが拡大するエクスパンションです。言い換えると、トレーダーたちは次のトレードチャンスを狙って待機中です。

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