2013年6月30日日曜日

急ピッチに上昇する住宅ローンの金利:月々200ドルの違いは大きすぎる?

最近目につく記事は、急ピッチに上昇する住宅ローンの金利です。国債が売られ利回りが上昇しているので、住宅ローンの利子が上がるのは仕方が無いことなのですが、報道によると住宅ローン金利は26年ぶりの大幅上昇だそうです。

下は、ここ5年間の米国における30年住宅ローン金利の動きです。



チャート:FRED® Economic Data
現在の金利はほぼ4.5%です。もしこのチャートが株だとすれば、こう説明することができます。

Aで分かるように、株価は下降するトレンドラインを力強く突破し、長期間にわたって続いたダウントレンドが終了となった。もちろん、Aのブレイクアウトが買いシグナルであり、この買いチャンスを逃した人たちは押し目買いのチャンスを待っていることだろう。

2カ月前の住宅ローン金利は3.5%でした。そして、今日の金利は4.5%ですから、なんだたった1%上がっただけじゃないかと思ってしまいますが、実際は28%の大幅上昇です。もしこれが株なら万歳三唱ですが、金利の上昇は嬉しい話ではありません。

CNNマネーには、この金利上昇のお陰で、月々の住宅ローンの支払いに200ドルの違いが発生したという話が載っています。大雑把に1ドル100円で計算すると、200ドルは2万円に相当する訳ですが、この2万円の差は住宅購入に支障となる金額でしょうか?下は、CNNマネーの読者たちの書き込みです。

・4.5%に金利が上昇したために住宅購入が難しくなるということは、あなたが給料ギリギリの生活をしている証拠だ。(Tom Evansさん)
・200ドルの差は、多くの人たちには無視できない金額だと思う。(blulight89)
・月々200ドルという数字にこだわるのは間違っていると思う。肝心なことは、月々の収入の何パーセントをローンの支払いに割り当てるかということだ。もし支払いが収入の30%以上なら、そんなローンは避けるべきだ。(NEUengineerさん)
・月々200ドル違うということは、30年間で7万2000ドルを余分に払うということだ。この数字は小さい額だろうか?(Stephen Mirambeau さん)

心配されているのは、住宅ローンの急騰が住宅市場に与える悪影響です。

全米の住宅セールス担当者たちから話を聞いています。彼らは急騰する金利に不安を感じ、住宅購入を考えている人たちも不安を感じています。現に、思っているような低金利で住宅ローンを組むことができない人が増えていますから、不成立となる購入もとうぜん増えることでしょう。 -- スティーブン・イーストさん(ISIグループの住宅市場アナリスト)


(参照した記事:Scary times hit mortgage shoppers

Rising Mortgage Rates Might Snarl Sales of New Homes

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