米国株式市場:しばらく休憩して欲しい。。


「マーケットは以前の新高値に戻って来た。注意を払うべきだろうか?」

実は、私も同じことを考えていました。下はS&P500指数の月足チャートです。(金曜のマーケット終了1時間前時点)




線を入れましたが、現在S&P500指数は2007年10月の高値(1576)に接近中です。言い換えると、指数はブレイクアウトした地点に戻ってきている訳ですから押し目買いのチャンスです。しかし、上昇相場は既に4年以上も続いていますから、2007年10月の高値はサポートになることはなく、マーケットはブレイクダウンするだろうという意見が多いのも確かです。

では、ブレイクダウンとなった場合は、どのあたりまで下げるでしょうか?



上昇するトレンドライン付近が、下げた場合の目標値になります。もちろん、そこで下げ止まらずにブレイクダウンならアップトレンドの終了です。

下は日足チャートです。



1は2007年10月の高値、2は月足チャートに走るアップトレンド・ライン、3は短期レジスタンスになりそうな6月13日(1608)の安値です。

見てのとおり、今のところS&P500指数は2007年10月の高値に支えられています。これは私の希望ですが、特に今週は波乱なマーケット展開だっただけに、1と3の間でしばらく横ばいの休憩となって欲しいです。

さて話は変わり、最近一番の話題と言えば急騰する国債の利回りです。昨日、ドイツ銀行は「The great bull market in bonds is finally over(長期にわたって続いた米国債の上昇相場が終わった)」、という短いレポートを発表しています。(ここからアクセスしてください)



上は、米国債(10年物)の利回りの週足チャートです。去年7月、1.394%だった利回りは今日2.514%ですから、既に80%も上昇しています。

今週のローソク足を見てください。上昇するチャンネルの上限(1)、そして抵抗線(2)を一気に突破し、異常に強い大陽線が形成されています。

もう一つの注目はRSI(3)です。見てのとおり、過熱を示す買われすぎゾーンに入っています。買われすぎなら売りだ、と思うかもしれませんが、これはトレンドが転換したと解釈することもできます。ですから、利回りはダウントレンドから上昇基調に変わった訳です。利回りの上昇は国債価格の下落を意味しますから、ドイツ銀行が言うように、米国債はいよいよ本格的なダウントレンド入りになったようです。

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