ベアマーケットが始まった?それとも次の買いチャンスの到来??

ツイートだけから判断すると、今日のマーケットの大幅下落は「バーナンキFRB議長が悪い」、ということになります。既に報道されているように、昨日の記者会見でバーナンキ氏は量的緩和縮小は年内に実施することが適切という見方を表明しただけでなく、証券購入は来年中に終了させたいという考えも述べ、投資家たちは超低金利政策は確実に終わったと判断しました。

ここで思い出したのは、5月29日のUSA TODAYの第一面です。




Bull run gets solid footing、という大きな見出しですが、これは「ブルマーケットは極めて堅固である」、といった意味になります。「新聞の見出しは良い逆指標になる」、というのが通念ですから、この日は「マーケットは天井だ」のツイートで溢れました。

下はダウ指数の日足チャートです。



Aが5月29日、記事が発表された日になります。更に言えば、この日はダウ指数が史上最高値を記録した翌日です。特に今日の下げが厳しかっただけに、USA TODAYの記事は、正に逆指標の名にふさわしい絶妙なタイミングで発表されたとしか言いようがありません。

今日の大幅下落で気になることをいくつかあげてみたいと思います。




先ず、今日のローソク足は、50日移動平均線(1)を決定的に割っています。多くの人たちは、50日移動平均線割れは売りシグナルと解釈していますから、このブレイクダウンで空売りを考える人が急増したことでしょう。

サポートライン(2)も崩れています。特にBの安値を割ったことで、AB=CDのパターンが形成されそうな様相となっています。このまま下落が続くと、目標値のDには、あと160ポイントほどで到着です。更に、Bの安値割れでダウ指数は一段低い安値を記録し、短期トレンドが上げから下げに変わっています。

もう一つ注意したいのは、いったん崩れたサポートはレジスタンスになる可能性があるということです。ですから、もしマーケットが反発して2まで戻ると、そこには売り手が待っていることが十分に考えられます。

もちろん、今日の下げで次の買いチャンスが近くなった、という意見もあります。




上のチャートには、米国株式市場で取り引きされている株の何パーセントが40日移動平均線より上にあるかが示されています。注目は円で囲った二つの部分です。両方に共通しているのは20%割れであり、その時マーケットは底の形成中でした。言い換えると、両方とも良い買い場になったということです。

矢印を入れましたが、今日の数値は21%です。そろそろ20%を割りそうな状態ですから、買い準備をしている人もいることでしょう。参考までに記すと、一番左の円では16.31%で底打ちとなり、二番目の円では17.34%で底打ちです。

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