崩れた株と債券、勝者は米ドル

5月10日、私は読者たちにこう警報した。“米国の債券市場は暴落するだろう。特にひどいのはジャンク債だ。史上最大規模となる資産が失われることになるだろう。” -- ポーター・スタンズベリー氏(デイリー・ウェルス)

米連邦公開市場委員会(FOMC)後、株だけでなく国債、社債が売られた。先ず、下はダウ工業株30種平均の10分足チャートだ。




矢印で分かるように、FOMC終了直後、マーケットの下落が始まっている。売り材料はこれだ。

バーナンキ議長がFOMC後の記者会見で、今後の経済指標次第としつつも「年内に証券購入ペースを緩めるのが適切」と述べた。議長は2014年までに購入を停止する可能性にも言及した。(日本経済新聞)

国債の場合は、FOMC終了前から下げが始まっていた。



米長期国債のETF(10分足)

1がFOMC終了直後に形成された大陰線だ。矢印が示すように、下げはFOMCの結果を待たずに始まっていた。

ジャンク債は国債以上に崩れた。



上は、高利回りな社債専門のジャンク債ETF、iShares iBoxx $ High Yid Corp Bondの10分足チャートだ。FOMC(1)の終了を境に、大きな下げが始まっている。国債の場合、小さな反発で終了しているが、ジャンク債ETFはほぼ今日の安値で終了だ。

ジャンク債がダメなら、高格付けの社債に資金が流れたのでは、と思うかもしれないが高格付けの社債も売られた。下は、信用度の高い社債専門のETF、iShares IBoxx $ Invest Grade Corp Bond Fundの10分足チャートだ。



午前中はほとんど横ばい。言うまでもなく、1がFOMC終了直後に形成された陰線だ。

売りは幅広く、新興市場の株にも及んでいる。新興市場の株専門のETF、iShares MSCI Emerging Markets Indexの10分足チャートを見てみよう。



先ず1で分かるように、窓を開けての弱い寄付き、そして横ばい。FOMC終了直後下げが始まり(2)、ほぼ今日の安値で終了だ。

では、何が買われたのだろうか?答えは米ドルだ。下は、ドル指数に連動するETFの10分足チャートだ。




大陽線(1)を形成し力強くブレイクアウトしている。このドル高で、金に投資している人たちは、かなり不安になっていることだろう。下は金のETFの日足チャートだ。



重要なサポートレベルがテストされている。


(参照した記事:It Is a Sure Bet – a Guaranteed Lock – Junk Bonds Will Crash


米国株、大幅反落 ダウ206ドル安 量的緩和の早期縮小見通しで

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