サルと人間、株投資が上手いのはどちら?


グーグルで検索したら、こんな記事が出てきました。


Interview with Chimp - A monkey who trade forex

為替トレードをするサルとのインタビュー、という意味になりますが、こんな写真もありました。

写真:forum.mt5.com

もちろん本当の話ではなくジョークですが、記事によると、このサルは一目均衡表を使ってトレードをしているそうです。

皆さんもご存知と思いますが、サルはプロのファンド・マネージャーと同様、またはそれ以上に優れた株を選ぶことができるという有名な話があります。サルに目隠しをして新聞の株式欄に矢を投げさせ、矢が当たった銘柄を買うという方法で、プロに匹敵、またはそれ以上の投資成績を上げることができるようです。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、実際にテストを行なっています。サルを使うことはしませんでしたが、人間に目隠しをして株リストに矢を投げて銘柄を選び、6カ月後の投資結果をプロの選んだ銘柄と比較しました。

結果は100回のテスト中、プロが61回の勝利、投げ矢で選んだ銘柄が39回の勝利となった。半々以上の割合でプロが勝った訳だが、39%のプロは投げ矢に敗けたというのは恥ずかしいことだ。
100回のプロの成績をダウ指数と比較すると、プロが51対49で勝っているのだが、これはほぼ半々だ。言い変えると、私たちはダウ指数を買うことで、約半々の確率でプロに勝つことができる。

そういうことであれば、わざわざ金を払って、プロに資金を運用してもらう必要はないと思ってしまいます。ダウ指数に連動するETF、またはS&P500指数に連動するETFを利用すれば、私たちはプロと同様、またはそれ以上の投資結果を得ることが可能です。

株を分析すると、この株は割安だ、割高だといった結論を引き出すことができます。投げ矢で選んだ場合は、その株が高値圏にあるのか、それとも安値圏にあるのかが全く分かりません。そんな無鉄砲なやり方でもプロと対等できるのですから、株とは誠に奇妙な世界です。

話をウォール・ストリート・ジャーナルが行った100回のテストに戻しましょう。投げ矢が勝ったか、プロが勝ったかということだけで判断すると、上記したように61対39でプロの勝利になります。しかし、成長率で見るとプロが圧倒的に勝っています。プロが選んだ株ポートフォリオの平均上昇率は10.8%、投げ矢のポートフォリオは+4.5%です。更に、ダウ指数の平均は+6.8%ですから、プロが明らかに優勢です。ということで、単にETFを買って放っておくというのは、やはり最善なやり方ではありません。


(参照した記事:Interview with Chimp - A monkey who trade forex

Can Monkeys Pick Stocks Better than Experts?)

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