史上もっとも嫌われている上げ相場

米国株式市場は、昨日に引き続き今日も上昇となり、ダウ指数は15,105.12の史上最高値で終了となった。しかし、投資家たちが興奮している様子は無く、どちらかと言えば冷えた感じがする。バリー・リットホルツ氏(ritholtz.com)はこう書いている。

投資家たちはマーケットに陶酔している、と言う人たちがいるが、私にはそんな様子は見えない。現在のマーケットには、1999年-2000年のピーク、そして2007年の天井の時のような強気センチメントが欠けている。
ダウ指数が1万に達したときのCNBCのお祭り騒ぎを覚えているだろうか?企業は湯水のように金を使い、ダウ指数3万6000の予想も出た。株のニュースは、まるでワールドシリーズのように報道され、パーティーでは株が一番の話題だった。
しかし、今日の様子は違う。ダウ指数は1万5000の史上最高値を記録したが、CNBCは全くはしゃいでいない。他の報道機関も、ダウの新記録を無視している有り様だ。

現在展開されている上げ相場は、「史上もっとも嫌われている上げ相場」、と言われているが、アナリストもけっこう冷えた態度だ。昨日になるが、ライアン・デトリック氏(schaeffersresearch.com)は、こんなツイートをしている。


「2011年の10月以来、S&P500指数は30%を超える上昇となっている。しかし、アナリストの買い推奨は大きく減っている。驚きだ。」
上のチャートの黒い線はS&P500指数、そして緑の線は、アナリストが出している買い推奨だ。デトリック氏が言うように、マーケットは好調なのに、アナリストによる買い推奨は減っている。2011年の秋、S&P500指数に属する銘柄の約56%に買い推奨が出ていたが、現在その数値は50%未満だ。正に、アナリストは弱気になっている訳だが、デトリック氏はこれはマーケットに好材料と判断している。

ダウ指数は史上最高値。しかし、報道機関は株をニュースとして取り上げない。人々は株を話題にすることはなく、アナリストも以前のように買い推奨を出さない。リットホルツ氏はこう語っている。

今日、人々は株に無関心だ。マーケットの天井では、無関心という態度は通常ありえない。


(参照したサイト:Exuberance? Euphoria? Hardly . . .

デトリック氏のツイート

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