ゴールデンクロスが起きそうなイタリア株

月曜の取引で目立ったのは、マレーシア株に投資しているETF、iShares MSCI Malaysia Index Fund (EWM)だ。下が日足チャートになる。




大きな窓を開けての寄付き、膨大な出来高、そして史上最高値を記録して取引を終了だ。いったい何が起きたのだろうか?

マレーシア選挙、与党が勝利 ナジブ首相続投へ
平均5%超の順調な経済成長を続けている実績を有権者が評価し、変革よりも政治的安定を重視したとみられる。事前の世論調査結果などから、当初は与野党の大接戦が予想されていた。【クアラルンプール共同】
マレーシア下院議会選挙で与党連合が過半数獲得、政権を維持
バークレイズのエコノミスト、ラフル・バジョリア氏(シンガポール在勤)は6日に電話で選挙結果について「ナジブ首相の立場を強めるものだ」とし、今回の勝利は株式やリンギットには追い風だと指摘した。(ブルームバーグ)

選挙結果が一大買い材料となった訳だが、これとは反対に選挙が売り材料となったのはイタリアだ。イタリアの株に投資しているETF、iShares MSCI Italy Capped Index (EWI)の日足チャートを見てみよう。



この大幅下落が起きたのは2月25日だ。特大陰線(1)が形成されている。
イタリア株と国債が大幅下落、ユーロ圏主要市場にも衝撃
総選挙では、下院は財政緊縮を掲げる中道左派連合が勝利したものの、上院は過半数獲得勢力が出なかった。さらに、グリッロ氏の「五つ星運動」やベルルスコーニ前首相の中道右派連合の躍進に象徴されるように、反緊縮票が拡大。市場では「最悪の結果」との見方が出ている。(ロイター)

今朝、イタリア株について、デイリー・ウェルスはこんな見方を発表している。

イタリア株の株価純資産倍率(PBR)は、たったの0.77だ。イタリア株が、これほど割安になったことは過去2度ある(1992年と2009年)。両方とも良い買いチャンスとなり、1992年の場合は19カ月で116%の上昇、そして2009年の場合は7カ月で45%の上昇となった。

イタリア株??そんなものを買って大丈夫なのだろうか。以前PIGSという言葉が流行ったが、イタリアと言えば、PIGSに属するソブリン債務危機に陥った国家の一つだ。(PIGSはポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインの4国。その後、PIGSはPIIGSになり、アイルランドが加わった。)

最近、イタリア経済は穏やかに回復しそうという報道があったが、「職探しあきらめたイタリア失業者、EUで最多=国家統計局」などという報道もあり、なかなかイタリア株を積極的に買う気になれない。

それでは次に、iShares MSCI Italy Capped Index (EWI)の週足チャートを見てみよう。



入れた指標は、多くの投資家たちに利用されているMACDだ。パラメータは、一般的に使われている12-26-9に設定されている。 矢印で示した部分に注目してほしい。ファストラインが、下から上にスローラインをクロスしようとしている。クロスが実現すれば、ゴールデンクロスの買いシグナルとなり、言うまでもなく買い手を更に集めることになる。という訳で、このETFをしばらく追ってみようと思う。


(参照した記事: マレーシア選挙、与党が勝利 ナジブ首相続投へ

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