史上最高の空売り残高を記録した金

連休の週末、そして米国は夏休みが始まります。夏と言えばバーベキューとビール、楽しい季節です。




ここで話はいきなり金に変わります。下は金のETF(SPDR Gold Trust)の日足チャートです。



下降する50日移動平均線(赤)で分かるように、トレンドは下げ方向です。1、2と数字を入れましたが、買い手の期待は二番底が形成されることです。たしかに、月曜は長い陽線(A)が出来上がり、いよいよラリー開始かと興奮した人もいたようですが、その後は全くパッとしない展開です。



現時点では、金が二番底を形成しているかどうかは分かりません。それが確認できるのは上限(A)の突破です。もし上限を越えた場合は、AからBまでの深さに相当する上昇が期待できます。しかし、問題はこれです。


花田さんのツイートですが、金の空売り残高が史上最高に達しています。徹底的に金は空売られている状態ですから、なかなか上昇することができません。もちろん、空売ったものは買い戻す必要がありますから、もし金がAの上限を突破するようなら急ピッチな買い戻しが起き、このETFを既に保有している人たちが期待するショートスクイーズ(踏み上げ)が展開される可能性があります。


チャート:SentimenTrader
季節的に見た場合ですが、極端な下げではありませんが、赤い棒で分かるように5月(A)と6月(B)の金は下げる傾向があります。(金が最も好調なのは9月(C)です。)(注:右側の%は各月の金が上昇する確率を示し、左側の%は各月の金の平均伸び率が示されています。)

季節的には大した期待はできませんが、史上最高の空売り残高、それに二番底の可能性がありますから、多くの投資家が金の動きに注目していることでしょう。

そして、もう一つ指摘したいことがあります。



日足チャートを拡大したものですが、今日のローソク足はNR7です。(NR7:最近7日間で最も値幅が狭いローソク足)NR7のトレード方法は極めて簡単です。もし高値(1)を突破なら買い、もし安値(2)を割るようなら空売りです。もちろん、高値を突破した後すぐに失速となり、安値を割るという展開もあるので注意です。連休明けの火曜、はたしてトレーダーたちはどう動くでしょうか。楽しみです。

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