投資心理の周期

「宿六から電話」、という書き出しで始まる岡本昌巳氏のブログが面白い。今日のブログには、こんなことが書かれていた。

知り合いの証券マン。年寄り連中がどんどん追加資金を持ってきて「投信なんて買ってられるか。株を買う。株寄こせ」という状況になっているようだよ。

私も証券会社に勤めたことがあるが、相場が悪いときは投資家たちから電話が全くない。しかし上昇相場になると、お客さんたちから電話がガンガンかかってくる。相場が悪いときに割安となった株を拾う、というのが長期投資で成功する方法ということは皆分かっているのだが、それを実行できる人は極めて少ない。

ついでに、私の証券会社勤務経験からもう一つ言えることは、上げ相場と下げ相場ではお客さんの態度にこんな違いがある。

下げ相場: 売上、一株利益、経済指標などのファンダメンタルズが重要視され、なかなか株を買おうとしない。
上げ相場: ファンダメンタルズに興味がなくなり、上がっているものなら何でも買う。

誤解してほしくないのは、私は個人投資家たちを馬鹿にしている訳ではない。私も個人投資家の一人であり、マーケットという場所では、人間の欲望が素直に現れる。現に、相場が好調なときは、お客さんが面白い銘柄を紹介してくれ、一緒に儲けたり大損したものだ。

ここで投資心理の周期を見てみよう。




1、楽観

2、興奮

3、スリル

4、陶酔

5、ここが最高の買いチャンスだ!

6、心配

7、現状の否定

8、恐怖

9、自暴自棄

10、パニック

11、降伏

12、落胆

13、鬱的な状態

14、希望

15、安心

16、楽観

日本の投資家たちは現在どの段階に属しているだろうか?アベノミクス、異次元緩和で希望が生まれ、株式市場の雰囲気が大きく好転した。岡本氏のブログを読む限り、個人投資家たちは将来を楽観視するようになり、久しぶりの大相場に興奮している。ということで、現時点は2の「興奮」だと思う。

追伸: 宿六は、今日はどんなことを語るのだろう?今夜のブログが楽しみだ。


(参照した記事/サイト: 「うらやましいんだろ」と新幹線さん

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