ますます人気の日本株 -- しかし、水を注す人がさっそく現れた

何と言っても今日のニュースはこれだ。

黒田日銀最初の一手「うなり上げて飛び出した」: 日本銀行の黒田東彦総裁が放った最初の一手は、大方の予想を大きく上回る大胆な内容で、市場は株高・債券高(金利低下)・円安という形で歓迎した。(ブルームバーグ)
日銀は期待「はるかに超えた」、ドルは100円に-外為助言会社: この日打ち出された措置は範囲も規模も市場予想をはるかに超えるものだった。(略)年末までに1ドル=100円を突破するだろう。 -- カール・ジャニ氏(外為助言会社アージェンテックス) 

下はドル/円の日足チャートだ。



巨大な陽線が形成されている。現在ドルは円に対して3.5%ほど高くなっているが、報道によると、一日でこれほどドル高になるのは2011年10月以来初めてらしい。

ニューヨークに上場されている日本株も買い人気だ。



まだマーケット終了まで1時間半ほどあるが、日本株の上場投信(WisdomTree Japan Hedged Equity Fund)は+7.4%と大きく上げている。黒田総裁に賭け、昨日の終了間際に買った人たちは、さぞ喜んでいることだろう。

黒田総裁の期待をはるかに超える措置で、日本株は買いだ、という声がいっそう大きくなているが、ブルース・クラスティング氏はこういう聞きたくないことを語っている。

安倍首相が何を言おうと、黒田総裁が何をしようと、そんなことはどうでもよいことだ。日本は長期的な空売りだ。

空売りとは過激なことを言ってくれたものだが、クラスティング氏は日本の将来は没落しかない、と見ている。理由は高齢化する社会と労働人口の減少だ。

日本の労働人口 
2010年:8200万人 
2025年(予想):7100万人(13%減)
2040年(予想):5800万人(30%減) 
日本の人口
2010年:1億2700万人
2050年(予想):8000万人(37%減) 
高齢化社会
2010年:人口の11%が75歳以上 
2025年(予想):人口の22%以上が75歳以上

上の数値を見る限り、日本の将来には大きな危機が待っている、とクラスティング氏は断言するが、ご存知のように予想が100%当たることは先ずない。単なる勘ぐりかもしれないが、クラスティング氏が日本にこれだけ批判的なのは、日本株の空売りで失敗しているのかもしれない。

もちろん、労働人口の減少はGDPに影響することだから、見過ごせる小さな問題ではない。労働人口の減少を補うために、日本にはロボットが大きく台頭してくると思う。サイエンス・フィクションの世界になるが、タクシーの運転手、看護師などがロボットになってしまう時代が来ることだろう。

労働人口の減少を食い止めるためには、どんなことをしたら良いだろうか?当然のことながら、子どもをどんどん生んでいただく、ということが大切なのだが、目先的にできることは、移民法や労働法を大きく改正して外国人が日本で簡単に働ける体制をつくることではないだろうか。


(参照した記事/サイト:黒田日銀最初の一手「うなり上げて飛び出した」-2%達成なお疑問も

日銀は期待「はるかに超えた」、ドルは100円に-外為助言会社

Japan – Too Old To Grow?

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