プロは強気、個人投資家は弱気

米国株式市場は天井を形成しているのでは、と心配する人たちが多い。ふり返ってみると、ダウ指数は6469.95で2009年3月に底を打ち、現在の14700まで成長している。4年で約2.3倍に成長したわけだが、ダウ銘柄で同期間に最も伸びたのはアメリカン・エキスプレスの+556.14%、そして最も冴えなかったのはヒューレット・パッカードのマイナス26.76%だ。

4月20日(土)のバロンズ誌によると、投資のプロたちが極めて強気になっている。

今年の春、高値を更新したのは株式市場だけではない。当社は6カ月に一度、マネー・マネージャーたちの意見調査をしているが、彼らの強気も最高に達している。今回の調査では、74%が強気、または極めて強気と答え史上最高値が記録された。更に、約3分の1のマネージャーたちは、来年の中頃までにダウ指数が16,000に達することを予想している。弱気の回答はたった7%しかなく、ベアは正に絶滅状態だ。

機関投資家/大口投資家たちのポートフォリオを管理・運用するマネー・マネージャーたちが、皆揃って強気というのは、マーケットにとって良いことだろうか。SentimenTraderは、こう書いている。

マーケットが大きく上昇した後、強気論を主張するマネー・マネージャーたちの数が大幅に増えたのは2000年5月、2006年5月、そして2011年4月の三回だ。そしてこれら3回の後には、程度に違いはあるがマーケットに調整が起きている。

前回(6カ月前)のバロンズの調査結果は、14年ぶりの弱気な内容であり、プロたちの強気/弱気センチメントが極端なレベルに達しいる場合は逆指標になる、というのがSentimenTraderの結論だ。

Kimble Charting Solutionsは、こんなことを指摘している。

チャートに示されているように、マーケットの指標となるS&P500指数とウィルシャー5000指数は、過去13年間崩れたことのないレジスタンスラインに挑戦中だ。超強気なマネー・マネージャーたちには、10年以上も安泰しているこのレジスタンスを、はたして破ることができるだろうか。
チャート:Kimble Charting Solutions

冗談混じりによく言われることだが、隣近所に住む人から「この株は買いですよ」、などといったアドバイスを聞くようになったらマーケットの天井は近い。上げ相場のピークで見られる様々な現象がThe Aleph Blogに掲載されているので、その中から3つだけ見てみよう。

・ 空売りという言葉が全く聞かれなくなり、空売り専門のファンドが嘲笑される。 
・ 株の買い方があまりにも消極的だ、とファンド・マネージャーたちが非難される。 
・ 低金利政策が終わり、短期金利の上昇が始まる。

下は、個人投資家たちの強気センチメントだ。


チャート:SentimenTrader

見てのとおり、強気センチメントは27%という低いレベルにあり、個人投資家たちはプロのように現在のマーケットに興奮していない。言い換えれば、現在のマーケットは皆が皆強気という状態ではないから、まだ上昇の余地がありそうだ。


(参照したサイト/記事: Dow 16,000!

Great news…..Most bulls ever!?!?!?

Classic: The Fundamentals of Market Tops

SentimenTrader

コメント