現時点で金を買うのは完全な間違い!?

金は死んだ。金は暴落だが、これは買いチャンスだろうか?もし、あなたが痛い目にあうことが好きな投資家なら、この大幅下落は買いチャンスだ。 -- デイビッド・ワイドナー氏(MarketWatch)
4日間で14.7%という歴史的な大幅下落となった金だが、下げはまだ終わっていない。 -- ラリー・エーデルソン氏(投資アドバイザー)

とにかく厳しい下げだっただけに、「金は死んだ」という意見が出ても当然かもしれない。しかし、何故こうも金は売られるのだろうか?ジェームズ・スティール氏(HSBC)は六つの理由を挙げている。

1、3月のFOMC議事録には、複数の委員が「大幅な量的緩和を年内に終了するべきだ」、と発言していたことが記されている。もちろん、今日の米国経済は、すばらしい勢いで回復している、と言える状況ではない。しかし、最悪の事態からは脱し好転が始まり、投資家たちは金へ資金を避難させる必要がなくなった。
2、今年の様子を見ると、弱いのは金だけに限らず、商品市場全体が低迷だから資金が商品市場から株や債券に移動している。中央銀行のリフレ政策も株や債券を助ける形となり、金を売って資金を他の資産へ移す動きが加速している。
3、金上昇の大きな原動力になっていたのは金のETFだ。しかし今日、ヘッジファンドは積極的に金のETFを売っている。
4、財政危機を脱するために、キプロスは10トンの金を売却するのでは、というニュースが報道され、他の中央銀行もキプロスに追従する可能性がある。
5、日銀は、前例の無い超大型量的緩和政策を発表した。これは必ずしも金の売り材料ではないが、日本はデフレを世界へ輸出する結果となるから、金価格上昇の妨げとなる。
6、金は1525ドルの重要なサポートレベルを割り、投資心理に大きな悪影響を与える結果となった。

注目すべき金のサポートレベルとして、ラリー・エーデルソン氏は次の6つをあげている。


— $1,380. (現在の価格は1370ドル50セント).

— 1298.70

— 1244.90

— 1160.90

— 1028.40

—   993.90

エーデルソン氏はこう語っている。
上記それぞれのレベルは一時的なサポートになるだろう。しかし私のシステム・モデルによれば、長期的なサポートである1028ドルまで下落しない限り、金が完全に底打ちとなることはない。





(参照した記事:The day gold died

6 reasons for gold’s massive selloff: HSBC

Historic Gold Crash. What To Expect Next

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