4つのグラフで見る米国経済

投資家たちは利食いのタイミングを探しているだけに、今回の米雇用統計は重要だ。 -- ジェフ・ミラー氏(A dash of Insight)

金曜の朝8時30分、2月の米雇用統計が発表される。(日本時間:金曜22時30分)

市場予想は失業率7.9%、非農業部門雇用者数は+16万人。もし非農業部門雇用者数が予想どおりの伸びとなった場合、今年2カ月間で非農業部門雇用者数は31万7000人増となる。しかし去年の同時期、この数値は+58万2000人だった。(USA TODAY)
経済回復は相変わらずゆっくりだが、少なくとも良い方向へ進んでいる。 -- ポール・アッシウォース氏(キャピタル・エコノミクス)

このグラフには、回復する米国経済が確かに表れている。


グラフ:Bespoke Investment Group

新規失業保険申請件数の推移だが、見てのとおり順調に減少が続いている。最新の申請件数は、市場予想の35万5000件を下回る34万件だった。

しかし、ジェフ・ニールソン氏(Bullion Bulls Canada)の指摘するデータを見ると、米国経済は本当に回復しているのかどうかが疑問になる。


グラフ: セントルイス連邦準備銀行
労働力参加率を示すグラフだ。

青い線は明らかに下降している。これが米国労働市場の実態だ。下がる線が好転する労働市場を表している筈がない。(ジェフ・ニールソン氏)



グラフ:trivisonno.com

年別に見た、フードスタンプを受け取っている人の数だ。(フードスタンプ:政府が生活保護のために支給する食券)

報道では米国経済は回復しているとのことだが、労働力参加率は下降、そしてフードスタンプの支給を受けている人たちの数は急上昇だ。(ジェフ・ニールソン氏)


グラフ:nowandfutures.com

黒い線: 時給

青い線: インフレを考慮した場合の時給

緑の線: nowandfutures.comが計算したインフレを考慮した場合の時給


これが米国の現実だ。経済回復の兆しどころか、労働市場は悪化が続き、実質的な時給は恐慌時代のレベルに転落し、15%以上の人々はフードスタンプ無しでは生きていくことができない。これは経済回復ではなく恐慌だ。(ジェフ・ニールソン氏)


(参照したサイト:FEBRUARY EMPLOYMENT REPORT PREVIEW

Initial Claims Drop More Than Expected

Only modest job gains expected for February

Losing Jobs and Lying About It

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