米国株式市場 -- 最後の上昇ステージがまだ残っている!?

ダウ指数は史上最高値を更新し、さっそく予期したように出て来た質問は、「まだ株は買えるのだろうか、それとも売るべきだろうか」、というものだ。

まだ遅くない。株を買うべきだ。
・ ラズロ・ビリニ氏(ビリニ・アソシエイツ): 上昇相場には4つのステージがあり、マーケットには、最後の第4ステージがまだ残っている。この第4ステージは「熱狂ステージ」に相当し、平均上昇率は38.7%だ。

ラズロ・ビリニ氏
・ ジェームズ・スタック氏(インベステック・リサーチ): 景気の後退がマーケット下落の原因となるが、ここまでのデータを調べる限り、米国に景気の後退が差し迫っているという兆しはない。
・ 豊富な資金: 2012年末時点における定期預金、普通預金、そしてマネー・マーケット・ファンドの残高は10兆ドルだ。更に、過去5年間で1兆ドルにおよぶ資金が債券へ流入している。将来的に株へ回される可能性が資金は、まだ十分に残っている。
・ グレート・ローテーション(債券から株へ): ポートフォリオの調整が進んでいる。最近7週間を振り返ると、株のミューチュアルファンドに542億ドルの資金が流入した。特に1月は、1年ぶりに株ファンドへ流入した資金が流出資金を上回った。
・ まだ割安な株: 例えば2007年の天井では、S&P500の株価収益率は17倍、そして2000年の場合は28倍だった。現在の数値は、まだ15倍だ。

今は株を買う時ではない。売るべきだ。
・ 年老いたブル: この上げ相場が始まって既に4年が経つ。過去11回の上げ相場を見てみると、5年間続いたのは5回しかない。1932年以来、平均的な上げ相場の長さは4年半だから、現行の上げ相場は終わりに近い。
・ 最高値更新は嬉しいニュースではない: ダウ指数14000突破、ナスダック総合指数5000突破といった記録が樹立された後は、マーケットが下落または方向性を失う傾向がある。2000年3月、ナスダックは5048.62の最高値を記録したが、5000を超えて終了したのはたった2回だけであり、その後ナスダックは暴落となった。1966年1月18日、ダウ指数は初めて1000を超えて終了となった。しかし、1000を超えての終了はその日だけとなり、次に1000を突破したのは1972年の11月だ。
・ 不安な米国財政: 財政の崖、自動歳出削減は完全に解決した訳ではない。民主党と共和党の争いが相変わらず続き、いつ合意するかが全く分からない。
・ 人気が最終的に上げ相場を崩す: アップル株を思い出してほしい。世界最高の株ともてはやされ、アップルは極めて高いレベルまで買われた。しかし、買い材料は全て出尽くしとなり、株価は大幅下落となった。現在のマーケットに買い材料がなくなるのは時間の問題だ。
・ 調整の必要: 現在のマーケットには調整らしい調整が起きていない。最後に10%を超える下落が起きたのは500日以上も前のことだ。多くのマーケット関係者が調整を予想しているように、現時点では下げの可能性に注意を払うべきだ。


(参照したサイト: Should you buy stocks?

Should you sell stocks?

コメント

匿名 さんのコメント…
いつも貴重な情報有難うございます。
時期的にも微妙ですね。日経平均は特定の銘柄だけで指数が上がる不思議な現象が起っています。

毎年恒例?のSell in May が今年も来るのでしょうか?
(毎年微妙に時期がずれていますが)


T Kamada さんの投稿…
Anonymousさん

コメント有難うございます。

今朝は予想を上回る雇用統計が発表され、少なくとも寄付きだけは強くなりそうです。ご指摘のように、5月頃まで好調なマーケットが続くかもしれませんね。