思惑が外れた投機筋 -- トウモロコシ大幅下落

トウモロコシの値段が窓開けで大幅に下げている、とMさんが教えてくれたので、さっそくチャートを見てみた。




これはひどい、26.85%の暴落だ。(注:チャートはスポット市場のトウモロコシ) 株の世界なら、著名アナリストによる格下げ、ガッカリな決算内容、来季一株利益の下方修正などといったニュースが売り材料になる。しかしトウモロコシの場合、どんなニュースが、このような大幅下落に結びつくのだろうか?

米農務省の発表によると、農業経営者たちが今年予定しているトウモロコシの作付け意向面積は9728万2000エーカーとなり、これは1936年以来最高の意向面積となるだけでなく、予想されていた数値を約3万エーカー上回る。更にバロンズ誌の報道によると、予想を下回る作付け意向面積を期待してトウモロコシを買っていた投機筋が、一斉に買いポジションを投げたようだ。

トウモロコシに投資している上場投信もある。下が日足チャートだ。



超特大の陰線(A)だ。少しさかのぼってみると、1付近で買った人がいたことだろう。1と2を比較すると、株価は下げているが、その反対にストキャスティクスは上昇しダイバージェンスが起きている。次に週足チャートを見てみよう。



下降するチャンネル内での動きが続いている。そろそろ下辺に到着だから、ここで更に空売るより、一時的な反発ラリーに備えたほうが良さそうだ。

木曜に起きたトウモロコシの下げは、単なる大幅下落ではなく、多数の投機家に衝撃を与えた。業界関係者テッド・サイフリードさん(Zaner社)は、こう語っている。

“今日という日を一生忘れることはないだろう。”


(参照した記事:Highest Acreage Since 1936? Corn Futures Slump 5%, Hit ‘Limit Down’

Corn’s Slump Likely Whacked Speculative Fund Managers

What We Need To Take Away From This USDA Report

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