2013年3月25日月曜日

ギリシャ株にリバース・ダイバージェンス

ギリシャ株の買いを勧められたら、皆さんは躊躇せずに買うだろうか?

借金国ギリシャ、スペイン、ポルトガル、そしてイタリアは更なる救済資金を懇願するだろう。しかしドイツは懇願を無視するだろう。 -- ギャリー・ゴードン氏(Pacific Park Financial)
ギリシャの債務は2013年にGDP(国内総生産)比190%に達する見通しで、失業率も25%に達し、景気後退は6年目を迎える。-- (CNNMoney)

失業率25%などと聞いたら、ほとんどの人たちはギリシャを投資対象から外すことだろう。失業率に関する、こんなチャートがある。


チャート:Danske Bank
上昇する赤い線はユーロ圏の失業率、そして真ん中の線はフランスの失業率、そして下降しているのはドイツの失業率だ。ドイツは例外だが、どちらにしてもこんなチャートを見たら、ギリシャだけに限らずヨーロッパに投資する気は無くなってしまう。

去年12月19日の、この報道を思い出してほしい。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は18日、一部デフォルト(債務不履行)を示す「SD」としていたギリシャ国債の長期信用格付けを「Bマイナス」に5段階引き上げたと発表した。(共同)

下が格上げの理由だ。

額面3百億ユーロ(約3兆3千億円)を超える国債の買い戻しによる債務削減が実現したことが理由。国債買い戻しを受け、ユーロ圏諸国が融資を決定したことについて、S&Pは「ギリシャをユーロ圏にとどめ、財政の安定を回復させるとの決意の表れだ」と評価した。(共同)

なるほど、それならギリシャ株も買えるかもしれない。もし、この報道があった日にギリシャ株を買ったらどうなっただろうか?




上はギリシャ株の上場投信、Global X FTSE Greece 20 (GREK)の日足チャートだ。1が報道のあった日になり、もし2月6日、7日(2)の高値で上手く売却できたとすると約16%の利益が得られた。しかし、まだ今日(3)まで持っていたとすると約7%の損になる。

最初の質問に戻ろう。あなたは現時点(3)で、このギリシャ株の上場投信を買いますか?長期的に見てみると、現在の株価は面白い位置にある。下は週足チャートだ。




入れた線で分かるように、去年2月の高値付近がレジスタンスになり株価の下降が始まっている。



フィボナッチのレベルを去年6月の安値から今年2月の高値で入れてみると、現在の位置は反発が起きやすい38.2%レベル(1)に相当し、ストキャスティクス(2)は売られすぎレベルに落ち込んでいる。更に、ストキャスティクスにリバース・ダイバージェンスが起きている。



現在の株価は前回の安値より高い(1)。しかし、ストキャスティクス(2)は前回の安値より低くなり、そろそろ株価が反発する可能性があることが示されている。リバース・ダイバージェンスは、普通のダイバージェンスように知られてはいないが、しばらくギリシャの上場投信に注目してみようと思う。


(参照したサイト:Avoid Europe Stock Market ETFs: Strategists

米S&P、ギリシャ国債を格上げ 見通しも「安定的」

ギリシャ国債を格上げ S&P、債務削減を評価

In One Chart You'll See Why Nothing's Getting Fixed In Europe

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