円安は単なるトレンドではない!?

今週のAAIIの発表によると、株式市場は更に上昇すると思う、と答えた強気論者数は先週の数値より6.5ポイント少ない38.9%に減少した(歴史的平均値は39.0%)。弱気論者は1.3ポイント増え33.3%(歴史的平均30.5%)、そして中立論者は前回を5.2ポイント上回る27.7%(歴史的平均30.5%)となった。

さて、強気、弱気が極端に表れているのが日本円だ。


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上半分が円指数、そして下半分が大衆の円に対する意見だ。1のように、線が上限を飛び出るときは、大衆が円に対してあまりに強気であり、2のように下限を割る場合は、大衆が円に対して極めて弱気になっていることを示す。

現状は、最近の急ピッチに進む円安を反映して、人々は極端に円に対して弱気になっている。皆が皆同方向に傾いているときは反転が近いと言われるだけに、そろそろ一時的な円上昇が起きてもおかしくない。

こういういう極論も発表されている。

Yen Is Going to Be Worthless(円の価値は無くなる)

この発言をしたのはアクセル・メルク氏、メルク・インベストメンツの社長だ。

日本は世界通貨戦争の勝者となるだろう。円安は更に大きく進み、円の価値はゼロになる。去年11月、当社は「円は崩壊するだろうか?」、と疑問符付きでレポートを発表したが、今日この疑問符は全く必要がなくなった。
ふり返ってみると分かるが、弱い政権が続いた日本だが、それとは関係なく円高という状況が起きた。そして今日の安倍政権は、議会の三分の二を握る強い政権だ。過去の弱い政権と強い安倍政権の決定的な違いは財政支出であり、安倍氏は日本経済を回復させるために、積極的な経済刺激策を実施することを約束している。安倍氏の求める財政と金融両面からの景気刺激策は、新日銀総裁から100%の協力を得ることだろう。
政治家たちは何も分かっていない。彼らはの決めたことは膨大な量の円紙幣を刷ることだ。今日、円の力学は変わった。円安は単なるトレンドではない。もちろん、一時的な円の反発ラリーは起きることだろう。しかし、円は崩壊を避けることはできない。

大衆は円に対して極めて弱気、そしてメルツ氏の極論。やはり、円の反発がそろそろ起きてもよさそうだ。


(参照したサイト:Ongoing Rally Splits Investor Attitudes

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Axel Merk: 'Yen Is Going to Be Worthless')

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