楽観的になれない米国消費者たち

3月のミシガン大学消費者信頼感指数は71.8と発表され、先月の77.6から下落しただけでなく、予想されていた78.0を下回った。何故このような冴えない結果になったのだろうか。ロイターは、こう報道している。

政府の経済政策を好ましくないと答えた人の割合は34%と記録的な水準に達し、1月の31%を上回った。調査を担当したリチャード・カーティン氏は声明で「政府の妥協能力の無さが国民の経済状況にどう影響するかについてほとんど考えられておらず、消費者の不満につながっている」との見方を示した。

今回の71.8という数値は、歴史的に見た場合、どんな水準にあるのだろうか。ダグ・ショート氏のブログに、こういうチャートが掲載されている。


チャート:dshort.com

青い折れ線がミシガン大学消費者信頼感指数、灰色の部分は景気後退期、緑と赤の棒線がGDPになる。

ミシガン大学消費者信頼感指数が始まったのは1978年、そして平均値は85.2だから、今日発表された数値は平均値を16%下回っている。非景気後退期の平均は87.7、そして灰色で示された5回の景気後退期の平均値は69.3だ。言い換えれば、今日の数値は景気後退期の平均値をたった2.5ポイント上回っただけであり、非景気後退期の平均値を15.9ポイント下回っている。

先日発表された雇用統計は、失業率の下落、予想を上回る非農業部門就業者数という良い内容だった。しかし、現在の米国消費者たちの心情は景気後退期とほとんど変わりがない。


(参照した記事:3月米ミシガン大消費者信頼感指数、2011年12月以来の低水準

Michigan Consumer Sentiment Plunges to Recession Levels

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