連銀には逆らえない、株は買いだ -- 著名弱気論者、ついに白旗

弱気論を貫いてきたリチャード・ラッセル氏(ダウ・セオリー・レターズ)が姿勢を変えた。下がヘッドラインだ。

Richard Russell — One Of The World's Most Famous Bears — Is Now Telling People To Buy Stocks

頑固なまでに株の買いを拒み続け、金の買いを提唱してきたラッセル氏だが、なぜ今になって株の買いを勧める気になったのだろうか?

指標は、マーケットが更に高くなることを示している。ご存知のように、米国の通貨をコントロールしているのは連銀だ。バーナンキ議長の最近の言葉を読むと分かることだが、連銀は出来る限りの手を尽くして、株式市場を上昇させることだろう。言い換えれば、株式市場が生きるか死ぬかは、連銀の一存にかかっている。

先週(8日)のブログで書いたことだが、ラッセル氏は、こう語っていた。

なぜ、このような予想に反するマーケット展開になってしまったのか?原因は、未だかつて見たことのない連銀によるマーケット介入だ。

この時点で、ラッセル氏は考えを変えて、読者たちに株の買いを勧めることができたが、それはしなかった。ここで思い出してほしいのは、「ダウ・セオリー・レターズ」という氏が執筆しているニュースレターの名前だ。

ダウ・セオリーを極めて簡単に説明すれば、ダウ指数とダウ輸送株指数が高値を更新している時は、株は買いになる。現在のマーケットで起きているのは、正にこの両指数の高値更新であり、ダウ・セオリーを信じているなら株は買いだ。「ダウ・セオリーの信奉者がダウ・セオリーを否定している」、という非難に対するラッセル氏の回答が上記の「原因は、未だかつて見たことのない連銀によるマーケット介入だ」になる。

非難に屈してラッセル氏は買い推奨に踏み切った、という声も聞こえるが、氏は更にこう説明している。

マーケットを上昇させる資金源は4つある。
1、まだマーケットに参加していない個人投資家たち。彼らは、金融危機や景気の後退で大きな損を出したが、上昇が続くマーケットを見て、もう一度株を買ってみようと決心するだろう。
2、株を十分に買っていないファンド・マネージャーたち。
3、空売りの買い戻し。
4、利回りの低い国債から、高配当株への資金の移動。


注:ラッセル氏が買いを推奨しているのは、ダウ指数に連動するETF、SPDR Dow Jones Industrial Average (DIA)。


リチャード・ラッセル氏


(参照した記事:Richard Russell — One Of The World's Most Famous Bears — Is Now Telling People To Buy Stocks

Richard Russell - I’ve Never Seen Anything Like This In History

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