今は株を買う時、それとも売る時?

スーパーボウルはレイブンズが勝ってしまった。できれば49ersに勝ってもらいたかったのだが、理由はこれだ。


資料: Bespoke Investment Group

上の表で分かるように、49ersはスーパーボウルで5回優勝したことがある。そして、49ersが勝った年は株式市場も調子が良い。スーパーボウル終了から年末までのS&P500指数を見てみると、49ersが勝った年は平均で20.2%の上昇だ。これでレイブンズは2度めの優勝になるが、初優勝した2001年、スーパーボウル後のS&P500指数は15.3%の下落だ。という訳で、そろそろ株は売ったほうが良いかもしれない。。。(笑)

スーパーボウルと言えばCMが話題になる。高視聴率の番組だけに、スーパーボウルでCMを流すには巨額な金がかかり、報道によると今年は過去最高の30秒あたり380万ドルだ。それだけに、各社は全力を投入してスーパーボウル用のCMを制作する。下はバドワイザーのCMだ。

 


スーパーボウル以外で週末話題になったのは、このバロンズ誌の表紙だ。



赤い字で「株警報!」、と大きく書かれ、その下には「ダウ指数の新高値に備えよ」、と記されている。雑誌の表紙=逆指標、という考え方をする人が多いから、このバロンズ誌のヘッドラインを見た人たちが「マーケットは天井だ。株は売れ」、といったツイートをしている。レイブンズが勝ってしまったから株を売れ、というのはもちろん冗談だが、過熱したマーケットの事を考慮すると、やはりこの辺で株を手放した方が良いのだろうか?カール・リチャーズ氏(ファイナンシャル・プランナー)は、こんな事を書いている。

2009年の底からマーケットは100%を超える上昇だ。ダウ指数は1万4000ドル台に迫り、「私たち個人投資家は、ここで株を買うべきなのでしょうか、それとも売るべきなのでしょうか」、といった質問をよく受ける。気がついてほしいことは、この質問には問題があるということだ。
もし私たちが、マーケットの過去の成績を見て投資しているなら、それはとても危険な判断方法だ。過去の成績を調べても、そこから将来を正確に予想することはできない。2009年の3月を思い出してほしい。あなたは、とても株を買う気にはなれなかった筈だ。もちろん、あなただけでなく、ほとんどの人たちも、あの時点で株を買うことはできなかった。しかし事実は、2009年3月の買いは素晴らしいタイミングとなった。もちろん、あそこでの買いは、マーケットの過去の成績を分析して得られるようなものではない。
覚えておいてほしいことは、誰にも今が株を買う時か、それとも売る時かを正確に判断することはできない。もっと重要なことは、「買うべきか、売るべきか」という質問をするのではなく、「どうしたら安値で売り、高値で買うことを防ぐことができるだろうか」、ということを考えてみることだ。

2011年になるが、ジョシュア・ブラウン氏も同様なことを述べている。氏の話を要約するとこうなる。

私たちは超能力者ではないから、将来を見通すことなどできない。だから当然、いつも正確なタイミングで株を売買することも無理だ。更に悪いことは、「今は買う時、売る時」という考え方に慣れてしまうと、今は売り時だから株を全て売って100%現金にしよう、今は買い時だから口座を100%株にしよう、という考え方も身についてしまう。株には成長株、高配当株などの種類があるように、人によって投資目的も違う。勢いを利用した短期トレードをしているなら話は別だが、私たち個人投資家が100%現金、100%株といった状態になることは先ず有りえない。


(参照したサイト:The Question You Should Be Asking About the Stock Market

Why The Bulls Are Pulling For the 49ers

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