ウォーレン・バフェット氏は、なぜ割高な買い物をしたのか?

二週間ほど前になるが、ウォーレン・バフェット氏がハインツを買収するというニュースが流れた。


ハインツ社のケチャップ

「あつまろのこだわり資産運用」というブログは、この買収に関して、こんなことを書いている。

買収総額は負債の引き継ぎを含むと約280億ドル(2兆6千億円)。 文字通りケタ外れです。(略)今回の買収価格は妥当なのでしょうかか。 もともと同社の株価はS&P500の平均を上回っており、今回の買収によるEBITDA比率は14倍とのことです。M&Aを多く手がけてきた日本電産の永守社長は10倍を超える案件は買収しないと名言しています。私自身も10倍以下をひとつの目安としています。バフェット氏は割安株のイメージがあるかもしれませんが、少なくとも今回の買収案件は割安投資には見えません。

注目は下線の部分だ。割安なものに投資することで有名なバフェット氏が、わざわざ高い金を払ってハインツを買ったということになる。何故、そんなことをしたのだろうか?Money And Marketsに、こういう意見が掲載されている。

ハインツはケチャップで有名な食品会社だ。食品は代表的な生活必需品だが、商品が市場に大きく浸透していることを考えると、ハインツ社は大きな成長を望めるような企業ではない。
ご存知のように、経済を回復させるために、世界の中央銀行は紙幣を刷り続けている。多くのアナリストが既に予想しているが、このような金融緩和政策は最終的にインフレを引き起こす。言い換えると、商品価格が値上がりし、ケチャップの原料となるトマトも値上がりとなる訳だ。
バフェット氏がハインツを買ったのは、食料価格の暴騰を予想したからではないだろうか?食料の価格が上昇すれば、とうぜんの事ながらハインツの利益も上昇する。食品は生活必需品だから、バフェット氏はコンスタントな利益、そして利益の上昇に期待できる訳だ。

よし、バフェット氏が食料の暴騰を予想しているなら、商品に投資しているETFを買ってみよう、と思った。しかし、Money And Marketsが勧めているのはコカコーラ、プロクター・アンド・ギャンブルのような生活必需品銘柄に投資しているETF、Consumer Staples Select Sector SPDR (XLP)だった。下記は、このETFが投資しているトップ10銘柄だ。


資料:sectorspdr.com


そして下がConsumer Staples Select Sector SPDR (XLP)の週足チャート。



好調に上昇が続き、多くの人たちがインフレを予想しているようだ。


(参照したサイト: 衝撃!バフェット氏のハインツ買収

What Warren Buffett is Signaling about the Economy

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