投資家の悪夢: 83%の暴落


このツイートで、アフィマックス株が時間外取引で、なんと83%も下げていることを知った。よほど悪いニュースが発表されたのだろう、と調べてみると、日本の企業が関係していた。

武田薬品、貧血薬を自主回収 米国で販売、副作用で死亡例も
武田薬品工業と米製薬会社「アフィマックス」(カリフォルニア州)は25日までに、米国で販売している透析患者向けの腎性貧血治療剤「オモンティス」を自主回収すると発表した。投与した患者が死亡するなど重い副作用が確認されたため。医療関係者には患者への投与を中止するよう要請した。日本国内では販売していない。(産経ニュース)

アフィマックス社のホームページにアクセスしてみると分かるのだが、この会社にはオモンティスしかないから、今回の自主回収は極めて大きな打撃となる。

アフィマックス社があらためて教えてくれることは、取り柄は一つだけ、という企業に投資することの危険性だ。もちろん、一つの医薬品だけに頼るというバイオ製薬会社は多数存在し、ソリリスで成功したアレクシオン・ファーマのような例もある。腎性貧血治療剤オモンティスの運命は時間が経てば分かることだが、アフィマックス株の方は既に破損品だ。(The Motley Fool)
ボーイング社がバッテリーの問題を解決すれば、各航空会社は、ドリームライナー(ボーイング787)を再び受け入れることだろう。しかしアフィマックス社の場合、代用となる安全な治療剤がアムジェン社から販売されているから、顧客たちはそう簡単にアフィマックス社へ戻ってくることはないだろう。(The Street)

アフィマックスの日足チャートを見てみよう。



円で分かるように極めて大きな窓だ。会社の存続が心配されるニュース内容だけに、80%を超える暴落だが、現在の株価に割安感は全く無い。アナリストによる格下げで株価が下げている場合なら、いくらなんでも売られすぎだ、といった意見が出て買い手が現れるものだが、アフィマックスの場合は完全に見放されている。正に投資家の悪夢だ。


(参照したサイト:武田薬品、貧血薬を自主回収 米国で販売、副作用で死亡例も

Behold the Dangers of a One-Trick Pony

Affymax Is Done. RIP.)

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