2013年2月20日水曜日

金はデッドクロス、さあ売るべきか??

上はCNBCのツイートだ。「金にデッドクロスが起きようとしている。最後にそれが起きたのは4月17日だ。」

金のETFの日足チャートを見てみよう。




円で囲ったが、ツイートされているように、50日移動平均線が上から下へ200日移動平均線をクロスしそうだ。Aは4月17日、前回のデッドクロスだ。これだけ見ると、デッドクロスは売りシグナル、といった様相だが実際はどうなのだろうか?ライアン・デトリック氏(Schaeffer's Investment Research)は、こんなデータを発表している。


資料:ライアン・デトリック氏

1972年以来、金のETFにデッドクロスが起きた場合、デッドクロスから1カ月後、2カ月後、3カ月後、そして6カ月後はどんな成績になっているだろうか?赤枠内が平均の伸び率/下げ率になる。

1カ月後:+1.29%

2カ月後:+1.08%

3カ月後:+2.75%

6カ月後:+3.17%


それでは、買いシグナルと信じられている「ゴールデンクロス」の場合はどうだろうか?(ゴールデンクロス:50日移動平均線が下から上に200日移動平均線をクロス。)


資料:ライアン・デトリック氏

1カ月後:-0.71%

2カ月後:+0.63%

3カ月後:+1.14%

6カ月後:-0.84%


そして下は、1972年から現在までの金の平均伸び率だ。


資料:ライン・デトリック氏

1カ月平均伸び率:+0.91%

2カ月平均伸び率:+1.85%

3カ月平均伸び率:+2.78%

6カ月平均伸び率:+5.65%

という訳で、デッドクロスだからと言って急いで金を売る必要はなさそうだが、シティグループのアナリスト、ジョン・バーグテール氏はこう語っている。

金と銀の問題は、上げ周期/下げ周期が極めて長いことだ。もし両者とも現在天井を形成中なら、金と銀は長い長い冬眠期間に入ることになる。

もう一度日足チャートを見てみよう。



あと1時間の取引時間を残し、株価は2.5%と大きく下げている。1で分かるように、株価はチャンネルを完璧に割り、出来高も突出している(2)。残り1時間で、出来高が急ピッチに更に増えることだろうから、今日が売りのクライマックスになる可能性もある。注目は直ぐ下に迫ったサポートゾーンだ(3)。もちろん、今日買っている人もいる訳だが、底値拾いを試す人たちが、そろそろ現れることだろう。


(参照したサイト: ライアン・デトリック氏の資料

‘Long-Cycle’ Gold, Silver Have Peaked: Citigroup Analysis

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