2000万株の空売り、13%を買い占め -- 荒れるハーバライフ株

なんとも荒々しい値動きだ。




1で分かるように、去年12月、50ドル台だったハーバライフの株価は急速に崩れ24ドル台まで下げてしまった。原因は、パーシングスクエアの創業者、ビル・アックマン氏による空売りが報道され、次々と売りが売りを呼ぶ形となった。

「ハーバライフはピラミッド・スキーム(マルチ商法)であり、目標株価はゼロだ」 -- ビル・アックマン氏

その後、空売りの買い戻し、底値拾いなどが入り株価は大きな回復(2)となり、狼狽売りした人たちは「いったい何のために売ったのだろう」、と後悔したことだろう。

3の大陽線は2月4日だ。その日、ハーバライフは大きな窓を開けての下げでスタートを切ったが、一大反発ラリーが起きてほぼ高値で終了した。下げで始まった原因は、「ハーバライフに連邦取引委員会から取り調べが入る」というニューヨーク・ポストからの報道が売り材料となった。しかし、ハーバライフはその報道を完全に否定したため、株価は急ピッチに回復する結果となった。

そして今日金曜(4)、ハーバライフは窓を開けての上げで取引が始まり、現在株価は+7.5%と大きく上げている。原因は昨日のニュースだ。

2月14日(ブルームバーグ):資産家カール・アイカーン氏は、栄養補助食品メーカーのハーバライフ の株式を13%保有していることを開示した。(中略)アックマン氏は約2カ月前、ハーバライフがマルチ商法を行っていると主張し、同社株を2000万株空売りしたことを明らかにした。アイカーン氏は届け出で、ハーバライフは「正当なビジネスモデルを有しており、長期的な成長機会は良好だ」とし、同社株は過小評価されていると指摘した。

アックマン氏: 2000万株の空売り。ハーバライフはマルチ商法、目標株価はゼロ。

アイカーン氏: 13%を買い占め。ハーバライフは正当なビジネスであり株価は割安。

どちらが勝つだろうか?しかし、こうなってくると現時点では、私たち個人は買いも売りも怖くてできない。


さて、ここでハーバライフの日足チャートに戻ろう。




上記したように、この株を買う気は無いが、これは「アダムとイヴ」の買いパターンだと思った。下のチャートは、バルコウスキー氏のサイトに掲載されている「アダムとイヴ」の説明だ。


チャート:thepatternsite.com

左側の尖った底がアダム、そして右の丸い底がイヴになる。買いはレジスタンスラインの突破、Cで行う。バルコウスキー氏はこう書いている。

AからB、そしてBからCの長さを比べてほしい。イヴの底形成は、アダムの底形成より時間がかかっていることが分かる。



見てのとおり、現時点では買いシグナルとなるブレイクアウトはまだ起きていない。


(参照したサイト: Why Herbalife Shares Dropped and Then Reccovered

Adam and Eve

アイカーン氏、ハーバライフ株を13%保有-協議求める計画

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