ダイバージェンスとコンバージェンス

よく聞く言葉に、「強いセクターに属する株を買え」、というものがあります。言い換えると、人気セクターから株を選べ、ということになり、ここ一週間の米国株式市場を振り返った場合、もっとも人気のあるセクターは一般消費財です。ここで言う一般消費財はconsumer discretionaryのことになり、生活必需品ではなく、乗用車や娯楽関連の株になります。下は、一般消費財銘柄に投資しているETF、Consumer Discretionary SPDR (XLY)の日足チャートです。(月曜マーケット終了1時間前時点)



高値の更新が続いています。1と2の矢印で分かるように、両方とも上昇し、株価と相対力指数が同方向に動いています。コンバージェンスという現象が起きているわけですから、これは健康な強い株だ、と結論することができます。もちろん、強いと言っても、このまま休みなく上昇が続くということではなく、コンバージェンスが示しているのは上げ方に不安材料は無いという意味になります。

コンバージェンスの反対はダイバージェンスです。下はドル/円の日足チャートです。



見てのとおり、ローソク足は上昇ですが相対力指数は既に下げ始め、ダイバージェンスの黄信号が出ています。上昇の仕方に不安材料有り、ということをダイバージェンスは示しているわけですから、ドル/円は20日移動平均線(1)あたりまで下げる可能性があります。もちろん、ダイバージェンス=下降ではなく、横ばいマーケットがやって来ることの警報になることもあるので要注意です。

ドル/円のチャートと同様なことを示すものですが、下は日本円の動きに連動するETF、CurrencyShares Japanese Yen Trust (FXY)の日足チャートです。



見てのとおり円安が進んでいます。しかし、株価の動きとは反対に相対力指数は上げが始まりダイバージェンスが起きています。下げの勢いが弱まっているわけですから、そろそろ一転反発、またはしばらく横ばいとなる可能性があります。

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