好調な株式市場 -- 増える警戒論者

そろそろ危ない、ここが天井だ、という警戒論が頻繁に聞かれるようになった。しかし昨日、ヘッジファンド・マネージャー、デビッド・テッパー氏が語ったことは、「株はまだまだ大きく上がる」だった。もちろん、マーケットがこのまま一直線に上昇することはありえないから、やはりそろそろ調整があるのでは、と心配になる。過熱するマーケットを示す一例として、Bespoke Investment Groupは、このチャートを挙げている。

Bespoke Investment Group

現在、S&P500指数に属する銘柄の79.6%が買われ過ぎだ。

ここ5年間をふり返ると、現在の数値はほぼ最高だ。見て分かるように、数値がこのような高レベルに長居をすることはない。(Bespoke Investment Group)

そして下は、CNNマネーに掲載されているFear & Greed Index(恐怖 & 欲 指数)だ。


92という数字で分かるように、投資家たちは極めて強気になっている。(1週間前は85、1カ月前は51、そして1年前は87だった。)

SOBER LOOKは、米国株式市場が直面している5つの心配材料を挙げている。

1、消費者信頼感指数は相変わらず低レベルで推移し、将来的な企業利益減少に結びつく可能性がある。
2、エネルギー価格が上昇している。原油価格(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)が、9月以来の高値に達した。
3、リッチモンド連邦準備銀行からの発表で分かるように、地方の製造業に大した回復が見られない。
4、火曜に発表されたシカゴ連銀全米活動指数はアナリスト予想を下回り、米国の経済成長に、まだ強さが無い。
5、個人投資家たちが株に対して極めて強気になっている。メリルリンチの発表によると、投資ポートフォリオを占める現金の比率は2011年2月以来の低レベル、そして債券が占める割合は2011年5月以来の低レベルに下がっている。

では、どのあたりで売りが来るだろうか?S&P500指数の日足チャートにフィボナッチのレベルを入れてみよう。



9月の高値から11月の安値で測定した場合だが、1で分かるように、S&P500指数は100%の値戻しレベルを既に突破して高値が更新されている。心理的な数字1500ちょうどがレジスタンスになることも考えられるが、138.2%レベル(2)、1520を突破できるかに注目したい。


(参照したサイト:79.6% of S&P 500 Stocks Overbought

5 reasons to remain cautious on U.S. equities

David Tepper Says Be Long Equities

コメント