日本株と中国株の大きな違い

日銀の金融政策決定会合を受けた22日の金融証券市場では、円や日本株の相場が乱高下した。無期限緩和の実施自体は評価する声がある一方「より大胆な緩和策を期待していたのに比べ力不足」といった見方も交錯。投資家の評価は分かれており、素直に好感される展開にはならなかった。(日本経済新聞)

完全に失望という内容ではなかったが、ややガッカリというのが本音だろう。日本株を買っていたThe Flyさん、今朝のコラムで早速こう書いている。

ホンダ・モーターを今日少し手放した。ソニーは金曜に全株処分した。という訳で、日本株に割り当てる資金の比率を減らした。為替市場の動きで分かるように、今日は円高方向だから、パニックしている投資家が多い。日本株で大きな利益を上げ、損を最小限に食い止める方法を考えているのだが、米国に上場されている日本株の数はごく限られているので、なかなか良い方法が見つからない。中国の詐欺師たちと違って、日本人は粉飾決済という手を使って、米国の投資家たちを騙す気は全くないようだ。

そういえば、ヘッジファンド・マネージャーのダグラス・カスさんも、中国株に関する手厳しいツイートを先日していた。




「中国は不正会計の汚水槽だ。まったく取り締まりが無いから詐欺行為が蔓延している。」

試しに、グーグルで「中国企業の不正会計」で検索してみると面白い。次々と色々な記事が出てくる。こんな状況だから、アメリカには中国株を毛嫌いする投資家が多い。現に、氾濫する不正決算のお陰で、中国企業は自らの首を絞めている。

[ニューヨーク 14日 ロイター] 米株式市場に上場している中国企業に対する規制強化の動きや、米国で上場を維持するメリットが薄れていることを受け、米市場への上場を取り止める中国企業が増えている。
中国の専門家は、米政府が中国企業の財務諸表に対する不信感から調査を強化し、中国企業の株価も低迷していることで、多くの中国企業にとって米国で資金調達する機会が閉ざされ、上場を維持する理由も乏しくなっていると指摘している。

儲けるためなら何でもする、を実践して、中国はたしかに金持ちになった。しかし、金持ちになればなるほど中国の評判は悪くなり、信用度も下がった。「中国の成長モデルは世界の秩序を乱す」、というコラムの中で、エドワード・ハダスさんは、こんなことを指摘している。

中国が豊かになることをねたむのは卑しいことだが、心配を抱くのは妥当だろう。重商主義は、世界的な反感を買いかねず、さらなる金融の混乱にもつながりかねない。最初の重商主義の時代には、貿易がらみの戦争が頻発していた。リーダーシップの空白はしばしば、危険な人物や危険な思想を引き寄せる。19世紀の清朝・中国では、文化と政治の混乱で太平天国の乱が起き、推定2000万人が命を落としたとされる。
問題は、中国の成長モデルの目新しさが、今後も成功を続けられるかどうかだ。中国のGDPが成長すればするほど、失敗のリスクは高まる。失敗による混乱もまた大きくなる。中国が新たな発展の道を切り開く先駆者となれば、それはそれで世界にとって、難しい課題を示すことにもなるだろう。


(参照したサイト:無期限緩和の評価二分 市場「力不足」「追加期待」

A Better Way to Play Japan

米国市場に背を向ける中国企業、監視強化や株価下落で上場取り止め相次ぐ

中国の成長モデルは世界の秩序を乱す

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