ニューヨーク休場:話題は日銀金融政策決定会合

月曜、祭日のためニューヨーク株式市場は休場。株のトレーダーたちは、ゆっくりと休んだことだろうが、為替トレーダーたちは日銀金融政策決定会合のことが気になる。

日銀は昨年2月に設けた「中長期的な物価安定のめど」で「当面1%」の物価上昇を目指してきた。会合では、これを「物価目標」に変更し、目標水準を「2%」に引き上げる方向だ。さらに、国債などを買い入れる基金枠の10兆円拡大を軸に、9年8カ月ぶりの2会合連続の緩和に踏み切り、デフレ脱却への姿勢を明確に示す方針。(産経ニュース)

BK Asset ManagementのKathy Lien氏はこう書いている。

物価目標について: ドル/円相場(USD/JPY)は、目標水準2%への引き上げを既に織り込んでいる。言い換えれば、予想どおりの引き上げが実施されない場合は失望売りを生む結果になり、ドル/円は急ピッチに下落することになるだろう。
基金枠の拡大について: 市場予想が10兆円拡大なのだから、日銀は最低でも10兆円拡大を決定する必要がある。これも物価目標と同様に、もし市場予想に満たない数字が発表されるようなことになると、ドル/円は大幅な下落となることだろう。市場が要求していることは、日銀による毎月4兆円におよぶコンスタント、そして無制限な国債買いだ。
共同声明について: 最近の円安について、どのような声明が発表されるかにも注目したい。急速な円安は経済に悪影響となる、という見方が出ているが、もし日銀も同様な懸念を示すならドル/円の上昇にブレーキがかかることだろう。
ワイルドカードについて:  投資家たちは、日銀の積極的な決定を期待しているが、白川日銀総裁がワイルドカードになる可能性を頭に入れておくべきだ。場合によっては、白川氏は自民党の要求を無視して、物価目標2%、無制限な国債買いにノーと言うシナリオも考えられる。白川氏の任期は4月で切れるから、全ての決定は後任に任せようという訳だ。

知人のトレーダーが、ドル/円の日足チャートで、こんなことを指摘している。



矢印の方向で分かるように、ストキャスティクスは既に下げ始め、ダイバージェンスという警報シグナルが出ている。急ピッチに上昇が進んでいただけに、利食いによる下げにも注意が必要だ。


(参照したサイト:物価目標導入決定へ 日銀が政策金融決定会合

HOW THE BOJ MEETING COULD HURT USD/JPY

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