記録的な資金が株へ流入

「野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし」、という言葉があるが、現在の米国株式市場はその正反対だ。


チャート:Ocean Investment Research

上のチャートを見てほしい。AAIIの最新の調べによると、米株に対して強気な見方をしている個人投資家が46.4%に達した。二本の赤い線が引かれているが、上が超強気レベル、そして下が超弱気レベルになる。超強気レベルの境界線は45%、そして今回の数値は46.4%、いよいよマーケットは過熱してきたようだ。

投資家たちは、強気だと単に述べているだけでなく、実際に膨大な資金を株へ移している。下のチャートを見てほしい。


チャート:businessinsider.com

今週、株専門のミューチュアル・ファンド(買いだけで空売りはしないファンド)に流入した資金は89億ドル、2000年3月以来最高の金額だ。(2000年と言えば、マーケットが天井になった年だった。)バンク・オブ・アメリカの投資ストラテジスト、マイケル・ハートネット氏は、こう語っている。

個人投資家が極めて強気になっている、株のミューチュアル・ファンドに記録的な資金が流れこんでいる、という二点だけを見て株式市場の暴落が近いと結論することはできない。大幅な下落には、それなりの材料が必要だ。もちろん現時点において下げ懸念があるのは事実だから、一度に大きな下げを避けるために、この辺でマーケットが5%ほどの調整をすることは良いことだと思う。

こういう当たり前の意見もある。

これは明るい材料だ、と私は思う。大衆が株式市場へ大きく参入してきた、ということで天井の心配をしている人たちもいるが、資金の流入は流出より株に好材料であることは間違いない。--デニス・ガートマン氏(Gartman Letter)


(参照したサイト:AAII: Small Investor Bullish Sentiment Surges


Investors Are Staging One Of The Biggest Moves Into Equities Of All Time

Money Pours Back in Stocks: 'Have to Take This as Bullish')

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