2012年12月26日水曜日

米国消費者:予想以上に財布の紐は固い

ショッピング・センターは大混雑、駐車する場所が見つからない、といったことが連日報道され、今年のクリスマスは、米国の小売店にとって素晴らしい年という雰囲気があった。しかし、実際は大したことはなかった。APの報道によると、クリスマス直前2カ月間の売上は前年度を0.7%上回り、2008年以来最低の伸び率となった。多くのアナリストは3~4%増を予測していただけに、小売業者たちは、さぞガッカリしていることだろう。

なぜ売上は不振なものになってしまったのだろうか?

・大雪などの悪天候。特にハリケーン・サンディの影響が大きかった。
・財政の崖が迫り先行き不安な米国経済。
・コネチカット州で起きた銃乱射事件が消費者の買い物意欲を減退させた。

マーケット終了まで2時間を残し、小売銘柄専門のETF、SPDR S&P Retail (XRT)の日足チャートには長い陰線が形成されている。



先週金曜(1)、株価は窓を開けての下げとなり、この窓が目先のレジスタンス・ゾーンだ。次に、円で囲った部分を見てほしい。株価は200日平滑移動平均線に接触する度に反発し、この平滑移動平均線がサポートになっていることが分かる。言うまでもなく注目は、はたして今回も200日平滑移動平均線がサポートになるかだ。

さて、今日から「アフター・クリスマス・セール」が始まり、小売業者は今年最後の挽回チャンスに賭けている。報道によれば、クリスマス・プレゼントの返品のために店を訪れる客数は去年の数を大幅に上回ることが予想され、推定される返品総額は史上最高の630億ドルに達するようだ。もちろん、返品で払い戻された金を客が直ぐ使ってくれるかは分からないが、小売店は魅力的なセールを展開して返品目当てに訪れた客を誘惑することは間違いない。

もう一つの期待は、クリスマスのプレゼントとして贈られたギフト券だ。クリスマス・シーズンは、とかく食べ過ぎになりやすいだけに、「体重を減らす」を新年の抱負にする人が多い。早速ウォルマートやターゲットのウェブサイトでは、ギフト券を使ってフィトネス器具を買うことを勧める広告が掲載されている。「これから新年にかけて、小売店の売上は、とても強いものになるでしょう」、とCustomer Growth(調査会社)のジョンソン氏は語っている。


(参照したサイト:Shoppers Disappoint Retailers This Holiday Season

US Holiday Retail Sales Growth Weakest Since 2008

High stakes in retailers' post-Christmas hustle

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