崩れが顕著になった米不動産投資信託

リート(REIT)という名前で知られる不動産投資信託だが、どうも様子がおかしくなってきた。もちろん、株式市場自体が最近低迷しているから、不動産投資信託がパッとしないのは単にマーケットにつられているだけだ、と言う人たちもいる。

多くの投資家が、今年末でブッシュ減税は間違いなく失効すると思っている。来年になればキャピタル・ゲインと配当金に課される税金が引き上げられてしまうから、利食える物は今年中に利食っておこう、と持ち株を売却する投資家が多いようだ。特に、高配当で人気があった不動産投資信託だけに、ブッシュ減税が無くなってしまうと魅力が半減してしまう。




上の日足チャートはリート指数だ。赤い線はS&P500指数を示し、両方とも9月に高値をつけて以来、冴えない動きが続いている。ここで誰もが心配になることは、リート指数が下落しているのはマーケットにつられているのではなく、米国住宅市場が再び下降してしまうのではないかということだ。

次に、米住宅建築指数を見てみよう。



週足チャートだが、気がついたことが三つある。

1、わずかだが、指数は上昇するトレンドラインを割り始めている。

2、MACDはデッドクロスして売りシグナルが出ている。

3、オンバランスボリュームは平滑移動平均線を割り、買い圧力の衰弱が見られる。

繰り返しになるが、ブッシュ減税が終わってしまうことが売り材料かもしれない。しかし、米住宅市場再失速の可能性もあると思う。

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