米国株式市場は更に13%ほど下がる??

ダウ指数はマイナス1.45%、S&P500はマイナス1.39%、そしてナスダックはマイナス1.29%、水曜の米国株式市場は全く冴えない展開となった。財政の崖、そしてイスラエルによるハマス幹部殺害などが売り材料として報道されているが、マーク・ファーバー氏(著名投資アドバイザー)はこういう見方をしている。


マーク・ファーバー氏
株式市場が下げているのはギリシャや財政の崖が原因ではない。マーケットが下げている理由は、企業利益が予想以上に悪化してしまうためだ。来年の世界経済は、ほとんど成長することがないばかりか、場合によっては縮小することになるだろう。

では、ファーバー氏は、どの程度のマーケット下落を予想しているのだろうか。

9月、S&P500指数は1470の高値をつけた。私の見解では、9月の高値から少なくとも20%は下げることになるだろう。

ということは、S&P500指数は1176あたりまで下げることになり、これを達成するためには今日の終値1355から更に13%ほど下げる必要がある。(もちろん、ファーバー氏は弱気論者として有名だから、氏が大幅な下落予想を発表することに驚きはない。)

S&P500指数の日足チャートを見てみよう。



6月の安値から9月の高値を結んで、フィボナッチのレベルを入れてみた。ここ数日間、200日移動平均線(赤)の直ぐ下を走る50%の値戻しレベル(1)がサポートになっていた。しかし、今日の下げでこのレベルを割り、61.8%の値戻しレベル(2)がいよいよ試されそうだ。

それでは、上のチャートに、パラメータを3-10-16に設定したMACDを入れてみよう。



以前も説明したように、スローライン(青)がゼロライン(点線)より下にある場合はマーケットは売り基調にある。1,2で示したように、一時的にファストライン(赤)がゼロラインを上回るところが、空売りのタイミングが近いという警報になる。現在のマーケットは、明らかに売り基調にあるわけだが、週足チャートからは正反対なシグナルが出ている。



先ず、1で分かるように、スローラインはゼロラインより上にあり、マーケットは買い基調にあることが示されている。更に、ファストライン(2)はゼロラインを割り、買いのタイミングが迫っていることが分かる。

日足は売り基調、週足は買い基調、正にやり難いマーケットだ。こんな状況だけに、もしトレードをするなら、株数はいつもより少なめにしておくのが良いだろう。


(参照したサイト:U.S. stocks close at more than four-month lows

Marc Faber: Markets to Plunge 20% on Dismal Earnings, Not Fiscal Cliff or Greece)

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