わざわざ難しい環境でトレードしていませんか?

おそらくundergroundtrader.comのジェイ・ユーという人が言ったことだと思うが、トレードに成功する方法としてこんなことを語っている。

治安の悪い場所に住んでいたら犯罪にあう確率が高くなる。それと同様に、難しい相場環境でトレードをすると失敗する確率が高くなる。私たちトレーダーは、フレンドリーな状況でトレードすることが大切だ。

では、フレンドリーなトレード環境とは、いったいどういう意味だろうか?ユーさんはチャート重視型のトレーダーだから、アナリストの買い推奨があった、売上が上方修正されたといったことは気にしない。ユーさんの言うフレンドリーな相場環境というのは、三つのタイムフレームに関することだ。

相場には三つのタイムフレームがある。

・ 長期

・ 中期

・ 短期

当然のことながら、トレーダーによって短期、中期、長期の意味が違ってくる。二例あげよう。

トレーダーA:

・ 長期: 週足チャート

・ 中期: 日足チャート

・ 短期: 60分足チャート

トレーダーB:

・ 長期: 60分足チャート

・ 中期: 15分足チャート

・ 短期: 5分足チャート

ユーさんが指摘する「フレンドリーなマーケット」というのは、三つのタイムフレームが全て同方向に動く相場のことだ。言い換えれば、長期はアップトレンド、中期はダウントレンド、短期はダウントレンド、というのはやり難い相場になる。

ユーさんの論法でいくと、現在のマーケットはフレンドリーな環境ではない。ダウ指数を長期(週足)、中期(日足)、そして短期(60分足)で見てみよう。



週足は明らかにアップトレンドだ。現在ローソク足は転換線のテスト中だから、ここがサポートになって反発する可能性がある。



アップトレンドは完全に崩壊した、と断言することはできないが、日足には弱さが見られるようになった。ローソク足は転換線、基準線の両方を割り、売り手の活躍が目立つ。しかし、直ぐ下に控える雲の上限がサポートになって反発する可能性もあるから、ここで積極的に売るのは難しい。

下は短期タイムフレームの60分足チャートだ。



明らかなダウントレンドだ。現在安値から反発しているが、前回と前々回のように、頭上の転換線付近まで戻したところで反発が終わってしまう可能性がある。

まとめると、こうなる。

・ 長期: アップトレンド。サポートがテストされ反発に期待できそう。

・ 中期: アップトレンドに陰りが見える。しかし、直ぐ下にサポートがひかえ、そう大きく下げそうにない。

・ 短期: ダウントレンド。現在、反発を見せているが、大した上昇は期待できそうにない。

買うべきだろうか、売るべきだろうか、何もしないで様子を見るべきだろうか?よく聞くことだが、直ぐに判断ができない場合は、傍観者になった方が無難かもしれない。

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