米雇用統計はパーフェクトな内容!?

7月の米雇用者数16万3千人増 予想大きく上回る (日本経済新聞)

現在ダウ指数は1.96%、そしてS&P500指数は2.23%と大きく上げている。そんなに素晴らしい雇用統計だったのだろうか?

・良い数字だったが、素晴らしい内容だったと言えるようなものではない。16万3000人増は前回の数値を確かに上回っただけでなく、予想されていた10万人増を大きく上回った。しかし、単なる丸め誤差と思われるが、失業率は8.3%に上昇し、更に広い意味での失業状況を見てみると、不完全就業率は14.9%から15%に上昇した。という訳で、今回の統計には、極めて良い材料も悪い材料も無い。 -- ジョー・ワイセンタル氏(Business Insider )
・16万3千人増はどう解釈できるだろうか?アメリカの景気は大きく後退していない。最悪の事態へは向かっていない、と結論しても構わない。しかし、ここから景気回復の速度に弾みがつく、と結論するのは早すぎる。 -- スティーブ・ブリッツ氏(ITG)
・ニュースのヘッドラインを見ると、今日の統計は良い内容だったと思ってしまう。しかし、それは表面上だけのことであり、連銀は大きな問題に直面していることを知っている。 -- アンドリュー・ウィルキンソン氏(Miller Tabak)

あまり大した内容でないのなら、なぜこうも大きくマーケットは上げているのだろうか?マーク・ラスチニ氏(Janney Montgomery Scott)はこう語っている。

今日発表された数字はパーフェクトだった。もちろん素晴らしい結果ではなかったが、米国経済に明るい兆しが見える内容だった。しかし、連銀が安心できるような内容ではないから、連銀は拳銃をホルスターにまだ仕舞うことはできない。

デイビッド・ザーボス氏(Jefferies)も同様な見方をしている。

16万3千人増と聞いて、投資家たちは米国経済は崩壊していない、と一先ず安心した。しかし失業率は反対に悪化だから、連銀が動く可能性がまだ残っている。

今日の結果だけで連銀が本当に動くかは分からないが、中途半端な内容だっただけに、更なる経済刺激策を要求する市場の声が高まったことは確かだ。





(情報源:Economy Creates 163,000 New Jobs but Rate Rises to 8.3%

 7月の米雇用者数16万3千人増 予想大きく上回る

JOBS REPORT CRUSHES EXPECTATIONS, BUT UNEMPLOYMENT RATE RISES TO 8.3%

コメント