このトレードは絶対に失敗する!?

トレードが上手くいかないのは、「変なところで意地を張ってしまうからだ」、とアダム・グライムズ氏は言う。例えば、20ドル付近にサポート・ラインが走っているとしよう。20ドル10セント、20ドル5セント、20ドル3セントと株価がサポート・ラインに迫って来ると、トレーダーたちは反発ラリーを期待してこの株を買う。もちろん、株価は期待に反して動くこともあるから、サポート・ラインを割るような事態となったら直ぐに持ち株を売って、被害を最小限に食い止める必要がある。しかし、「この動きは単なるダマシだ!」、などと自分勝手な判断をして、私たちは損切りを拒否してしまうことがある。なぜ私たちは、変なところで意地を張ってしまうのだろうか?どうしたら、そんな悪い癖を直すことができるだろうか?グライムズ氏は、こう語っている。

株を買うという行為は、この株を買うことは正しいという分析結果に基いて行われる。しかし、分析が間違っていると、株価は思惑とは正反対な動きとなり、多くのトレーダーたちはまるで凍りついたかのように何もできなくなり多大な損を出してしまう。
些細なことかもしれないが、トレードをする度に、私はこのトレードは絶対に失敗すると思うことにしている。たとえどんなに確固たる情報を把握していても、そしてどんなにチャート・パターンが素晴らしくても、このトレードは失敗すると私は思うことにしている。最初から失敗すると思っているのだから、株価が期待に反した動きになっても、私は変な意地を張ることなく直ぐに損切ることができる。

ひどい考え方だ、まるで負け犬のようだと思われる方もいることだろう。しかしベテラン・トレーダー、ラリー・ウィリアムズ氏も同様なことを語っている。

ほとんどのトレーダーたちは、物事を前向きに考え、出来ると思えば必ず出来るといったポジティブ思考を信じている。だから彼らは、次のトレードは成功し大きな利益が出ると思っている。しかし私は違う。私の場合は、次のトレードは失敗に終わるだろうと信じてトレードに向かう。
ここで皆さんに質問しよう。思惑が外れ直ぐに損切ることができるのは私だろうか、それともポジティブ思考を教えこまれたトレーダーたちだろうか?私がトレーダーとして成功できたのは、次のトレードは必ずうまく行くなどといった夢のようなことを信じなかったためだ。私にとって重要なことは、いかなる状況においても資金を守ることだ。


ラリー・ウィリアムズ氏


(参照したサイト:A LITTLE MENTAL TRICK…

Larry Williams

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