期待された薬は届かなかった -- 米国株式市場

水曜のマーケットが始まって間もない頃、キース・マカルー氏が、こんなツイートをした。




金はバーナンキ議長が麻薬を配達しないと言っている。GLDはマイナス1%。(GLDは金のETF)

言い換えると、金の動きを見る限りFOMC(連邦公開市場委員会)からの発表は期待外れな内容になるだろう、とマカルー氏はツイートしたわけだ。それから数時間後、待ちに待った発表は、単なる政策金利据え置きという内容だった。大橋ひろこ氏はこう書いている。


FOMC、一部の過度な市場の期待に応えることなくクールなものでした。
政策金利の誘導目標は0.0%から0.25%の範囲に据え置き。
市場の予想通りの結果。
「異例の低金利の期間を延長」があるかも?!
(現在2014年後半までですが、2015年までとか)
という期待(予想)がありましたが、これも変更なし。

FOMC終了後に公表された声明によれば、FRB(米連邦準備理事会)は米国の景気が減速したと認めているが、新たな金融政策を導入することはなかった。下はFOMC終了直後のS&P500指数の動きだ。(5分足。青い線は前日の安値レベル。)




明らかに失望売りといった雰囲気だが、下の日足チャートで分かるように、マーケットは0.29%という小さな下げで終了した。



・3-10-16に設定したMACDを見てみると、スローライン(1、青)は相変わらずゼロライン(点線)より上だから、マーケットは売りではなく買い基調にある。

・A、B、Cが示すように、ファストライン(赤)がゼロラインを下回ったところが押し目買いのチャンスになる。(スローラインはゼロラインより上にあること)

・現時点では、ファストラインはまだゼロラインより上だから、ここで買うことはできない。

FOMCの発表はガッカリな内容だったが、なぜマーケットは、こんな小幅安ですんだのだろうか。下は日本経済新聞からの引用だ。

ただ、欧州中央銀行(ECB)が2日の理事会で追加緩和策を決めるとの期待が相場を支え、下値は堅かった。

というわけで、ECBに大きな期待がかかっているようだ。


(情報源:FOMC追加緩和措置なしでドル高へ

米国株、続落 ダウ37ドル安で1万3000ドル割れ 追加緩和見送りで

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