トレンドが不一致のインテル

インテルが決算を発表した。下がヘッドラインだ。


インテルの2012年第2四半期決算……増収減益で通年売上予測を下方修正

最後の4文字は「下方修正」だから、これは悪材料だ、と思った人が多かったことだろう。しかしインテルは、水曜の取引を+3.27%の大幅上昇で終了した。日足チャートを見てみよう。



長い陽線が形成され、ほぼ今日の高値で取引を終えている。さて、ここからインテルを積極的に買えるだろうか?



結論を先に言えば、ここからは買い難い。

200日移動平均線(1)の上に復帰したのは好材料だが、前回のように50日移動平均線(2)がレジスタンスになってしまう可能性がある。たとえ、この50日移動平均線を突破したとしても、直ぐ上には下降するトレンドライン(3)が待っている。パラメーターを3/10/16に設定したMACDを見てみると、スローライン(青)はゼロライン(点線)より下にあるから、今のところインテルは売り基調にある。このままファストライン(赤)の上昇が続き、ゼロラインを上回ると売りシグナルになるから、やはりここでの買いを躊躇してしまう。




しかし、積極的に売るのも難しい。今日の大陽線で、インテルはベアフラッグの上辺を突破してしまい、結果的にベアフラッグが壊れてしまった。もしここから下げたとしても、ベアフラッグの上辺、または下辺(1)がサポートになってしまう可能性がある。

もう一度、上から二番目のチャートを見てほしい。200日移動平均線は上向き、そして50日移動平均線は下向きで分かるように、長期と中期のトレンドが一致していない。言い換えれば、中期的には売り、長期的には買いという状態だから、インテルはやり難い株だ。

日足に入れたMACDが示すように、日足レベルで考えている人たちは、インテル空売りの準備をしている。しかし、月足レベルで見た長期投資の場合は、上昇する200日移動平均線と同様にインテルは買い基調だ。



上が月足チャートだが、MACDのスローライン(青)はゼロライン(点線)より上にあるから、明らかにインテルは買い基調だ。Aのように一時的にファストライン(赤)がゼロラインを割ったときが買いシグナルとなり、今回(B)も同様な状況が起きようとしている。

あるトレーダーがこんなことを言っていた。「難しい環境にある株をトレードしてはいけない。特にトレードを始めたばかりの人は、長期短期のトレンドが同方向にある株をトレードすることだ。」


(情報源:インテルの2012年第2四半期決算……増収減益で通年売上予測を下方修正

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