悲観的な投資家 -- 米株ミューチュアル・ファンドは、14週間連続の資金流出

5月に株を処分してマーケットから離れることを勧める諺があるが、今月のマーケットは、正にそんな展開となった。下が主要株式指数の今月の成績だ。

ダウ指数 マイナス6.2%

S&P500指数 マイナス6.3%

ナスダック総合指数 マイナス7.2%

エスカレートするヨーロッパの債務危機が大きな売り材料になったわけだが、ダウ指数とナスダック総合指数の今月の下げは2年ぶりに見る大幅下落だ。こんな状況だから米株に投資しているミューチュアル・ファンドが売られ、Investment Company Instituteの発表によると、最近一週間(5月23日までの週)で米株ミューチュアル・ファンドから72億ドルの資金が流出した。これで米株ミューチュアル・ファンドは、14週間連続の資金流出となった。

言うまでもなく、個人投資家たちは悲観的だ。


チャート:PRAGMATIC CAPITALISM

 上のチャートには、個人投資家の何パーセントがマーケットに対して強気な見方をしているかが示されている。毎週AAIIから発表されるものだが、今週の強気論者数は先週の数を2.5ポイント下回る28.0%だった。(歴史的平均値は39%)AAIIのチャールズ・ロットブラット氏は、こう書いている。

個人投資家たちは、ヨーロッパのソブリン債危機、遅いテンポの米国経済回復、そして最近顕著になった米国株式市場の下げが引き続き心配材料となっている。更に投資心理を悪くしている原因は、株を買う理由が見つからないことだ。




上はダウ指数の日足チャートだ。短期トレンドを見る20日移動平均線(1)は下向き、そして中期トレンドを示す50日移動平均線(2)も下向きだが、長期トレンドを示す200日移動平均線(3)は、まだなだらかに上昇している。

明日は米国5月の雇用統計が発表される。今朝発表されたADP全国雇用者数がパッとしなかっただけに、明日の雇用統計は予想を下回るガッカリな内容になるだろうという声も聞かれる。ということで、200日移動平均線が崩れてしまうのか、それともサポートになるかに注目したい。


(情報源: U.S. investors continue to flee stocks -- 14 weeks of outflows

AAII: UNUSUALLY HIGH LEVELS OF PESSIMISM

U.S. stock indexes drop 6%-plus in May

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