家計のやりくりにクレジットカードは必須 -- 米国事情

毎月の電気代、家賃、食費、住宅ローンなどを皆さんはどのように支払っているだろうか。Demos社の調べによると、米国の低所得世帯、中間所得世帯の40%が生活費の支払いにクレジットカードを利用している。言い換えると、クレジットカードは単に必需品であるだけでなく、これがなくては家計をやりくりすることができない。

下記が平均的なクレジットカードの借金額だ。

・ 低所得中間所得世帯: 7145ドル(約56万9300円)

・ 全ての所得世帯の平均: 6576ドル(約52万3900円)

クレジットカードが欠かせなくなってしまった理由の一つは、なかなか上がらない給料だ。CNNの報道によると、3%増が今年の平均的な給料上昇率になり、去年の+2.9%とほとんど変わりはない。アメリカの場合、多くの人たちの給料は2週間おきに支払われ、年間の中間所得は5万500ドル(約402万3800円)になる。この中間所得者の給料が3%上昇すると、毎月の税引き後の収入は82ドル(約6500円)ほど増える。(注:5万500ドルの年間中間所得はフルタイムで仕事をしている人たちの中間所得であり、パートタイムも含めると、アメリカ人の平均年間所得は4万3017ドル(約342万7590円)になる。)

平均的な年間所得がある人たちは、どんな暮らしをしているのだろうか。ロナルド・ヒル氏(ビラノバ大学教授)は、こう語っている。

平均的なアメリカ人の生活は大変です。彼らは、いつ故障するか分からない古い車に乗り、家賃や電気代などの支払いが遅れている人も多数います。 4万ドルほどの年収では、子どもたちの大学の授業料を払うことはできません。そして彼らは、ここ5年間休暇を取ったことはないでしょう。

こういう統計がある。去年9月からのものだが、2500人以上の職を持つ大人を対象に行われた調査によると、25%の人たちが給料ぎりぎりの生活をしている。もちろん、給料ぎりぎりの生活だから、家賃、食費、光熱費、子どもの養育費などを払うと貯蓄する金は一銭も残らない。更に、三分の一の人たちは、収入の範囲内でやりくりするのは不可能であり、家計は毎月赤字になっていると答えている。おそらく、この三分の一の人たちにとって、クレジットカードは重要な資金源になっていることだろう。

読者たちのコメントをいくつか見てみよう。

・ アウトソーシング、人員削減などが当たり前になった今日のアメリカでは、給料ぎりぎりの生活になってしまうのは仕方がありません。(loveblue2 さん)
・ 見つかるのはパートタイムの仕事、それに臨時雇いの仕事ばかりです。これでは収入の範囲内でやりくりすることはできません。(jeansheboyganさん) 
・ 給料ぎりぎりの生活をしています。コンピュータ関連の仕事をしていますが、給料は大幅に減らされてしまいました。原因は、仕事の多くがインドへ流出してしまったためです。(Lee Bbbさん)
・給料の40%は家賃、30%は医療保険でなくなってしまいます。これでは生活できません。(CommonSenseOR さん)
・ 金持ちの優雅な暮らしを見ると腹が立ちます。(Harry in Texas さん)





(情報源:Americans still relying on credit cards to get by

Employers to hike pay, but only for a select few

Living paycheck to paycheck, or worse)

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