重要なのは社会的使命であり利益ではない -- フェイスブック

上場されてから今日で三日目のフェイスブックは現在31ドル68セントで取り引きされている。公募価格は38ドルだったから既に16%の下落だ。CNNマネーでコラムを書いているポール・ラ・モニカ氏は、さっそくこんなツイートをしている。




「フェイスブックはシンボルをDOWNに変えるべきだ」(黄色でハイライトされた部分)

7974は任天堂といったように、日本の場合は各銘柄にコード番号が割り当てられている。アメリカの場合は、1文字から4文字(時おり5文字もある)のアルファベットが各銘柄に割り当てられ、フェイスブックのシンボルはFBだ。黄色のハイライトから後の部分は、FBというシンボルは、ファットバーガーが上場したときのために残しておけ、と意訳することができる。

フェイスブックのIPOは失敗に終わった、と多くの人たちが結論しているが、このIPOから私たちはどんなことを学んだのだろうか。タイム誌(オンライン版)は、こんなことを指摘している。

・ モルガン・スタンレーを主幹事とする投資銀行は、公募価格をあまりにも高く設定しすぎた。超人気のIPOだっただけに、公募価格は28ドルから38ドルに引き上げられただけでなく、発行株数も増やされた。単純な言い方をすれば、人工的な需要が本当の状況を分からないものにしてしまった。
・ 現在のフェイスブックの株価は割高だ。予想される利益でPER(株価収益率)を計算すると、フェイスブックのPERは40になる。他の巨大テクノロジー企業と比較してみると、アップルのPERは10、グーグルは12だ。更に覚えておくべきことは、フェイスブックの利益成長率は伸びているのではなく反対に減少しており、マーク・ザッカーバーグ氏(フェイスブックCEO)自身「企業利益より社会的使命を優先させたい」、と述べている。
・ NASDAQ市場には巨大なIPOを扱うだけの機能がない。

この件に関しては、私の知人デイトレーダーも含めて、多数のトレーダーたちが憤慨している。初日金曜だが、株価が45ドルをつけた後、フェイスブックは急速に下げ始めた。区切りのよい数字、40ドルがサポートになるだろうと予想したトレーダー達は40ドルの指値買いを入れたが、いつまでたっても買えたかどうかが分からない。その後、株価は40ドルを割り、当然40ドルの指値買いは執行されていなければならないのだが、注文画面には「買えた」という確認表示が無い。慌てて証券会社に電話をするのだが、「フェイスブックの売買システムに障害が起きています。この障害が起きているのは当社だけではなく、全米の証券会社で起きています」ということで、多くの人たちは翌日土曜になって40ドルでフェイスブック株が買えていたことを知った。

このIPOから学んだことの結論として、タイム誌は最後にこう書いている。

私たち普通の個人投資家は、超人気のIPOを避けるべきだ。

(情報源:Facebook IPO Fallout: Four Lessons from a Rocky Public Debut

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