米国消費者の財布の紐はゆるくなった!?

最近レストランがとても混むようになりました。金融危機の頃は、先ず待たされるということはありませんでしたが、最近は列のできる店が多くなったような気がします。これだけの理由で、米国の景気は上向きになっていると結論するのは無茶かもしれませんが、人々は以前のように節約をしなくなった、と言うことはできるかもしれません。現にbusinessinsider.comによると、3月の米国消費者によるクレジットカード使用は7.8%の大幅上昇だったそうです。

月曜、米国の消費者信用残高(3月分)が発表されました。結果は+213.55億ドル。予想されていた+98億ドルを大幅に上回りました。CNBCによれば、消費者信用残高がこれほど大きく上昇するのは、2001年11月以来初めてとのことです。

同じニュースですが、marketwatch.comはこう報道しています。

3月、米国消費者は借金を213億ドル増やした(季節調整済み)。これで消費者信用残高は7カ月連続で上昇となり、特に3月の上昇は2001年11月以来最大だ。上昇が目立ったのは自動車ローン、個人ローン、学生ローンの三つになり、それらの合計上昇額は162億ドルにのぼる。3月、クレジットカードの借金は51億ドル増えた。2月は23億ドルの減少だった。

読者たちのコメントをいくつか見てみましょう。

・米国消費者には既に17兆ドルの借金があるのだから、ここで更に借金を増やすことは良いニュースだとは思えない。(ShaneBarber さん)
・次のバブルに注意だ。(ledef081965さん)
・これは良いニュースだろうか?消費者たちの収入も消費者信用残高と同様に増えているのでなければ、これは良いニュースではない。(industryvetさん)
・収入は増えていないのに借金は増大。計算しなくても、これがどんな結果になるかは分かりきっている。(Goose25さん)

消費者信用残高と関連している個人支出(3月)は、予想された+0.4%を下回る+0.3%でした。APによると、+0.3%という3月の結果は2月の伸び率の3分の1に相当します。更に、今年度1月から3月までの税引き後の個人所得は0.6%の上昇となり、これは最近2年間で最低の伸び率です。キャピタル・エコノミクスのポール・デールズ氏は、「個人支出の減速を防ぐためには、もっと速いピッチで個人所得が伸びる必要がある」、と語っています。

どこで読んだか忘れてしまいましたが、景気が悪いときは誰でも節約します。しかし、あまり長い期間にわたって節約を続けると消費者は疲れてしまい、一時的に気晴らしの意味で買い物に奔走するということが起きるようです。という訳で、最近増えている消費者信用残高には、気晴らしの買い物が多分に含まれている感じがします。





(情報源:Consumer credit surges again in March

WOW: March Consumer Credit Growth Surges, Credit Card Usage Blows Off The Charts

US Consumer Spending Slowed in March, Income Rose

コメント