米国住宅市場は確かに回復している??

最初に聞いた数字は7.1%減だった。これは悪材料かなと思ったが、マーケットの方は上昇が始まった。




マーケット開始30分後の10時、米国3月の新築住宅販売件数が発表された。上のS&P500指数の1分足チャートで分かるように、マーケットはニュース発表直後に動き始めたわけではなく、先ず数分間横ばいとなった。なぜ直ぐに上昇とならなかったのだろうか。下がニュースの内容だ。

・3月の新築住宅販売件数は、季節調整済み年率換算で32万8000件となり、前月の数値を7.1%下回った。しかし、予想されていた31万9000件を上回った。
・この7.1%という大きな落ち込みは、2月の新築住宅販売件数が31万3000件から35万3000件に大幅上方修正されたためだ。
・先月の新築住宅中間価格は1%下落した。

良い材料と悪い材料が入り混じり、これではどう解釈するべきかが分からないから、ニュース発表直後数分間の横ばいは当然かもしれない。ダイアナ・オリック氏(CNBC)は、こう語っている。

好調な2月の後、3月の新築住宅販売件数は減った。2月の数値は上方修正されたという事実もあるが、歴史的に見た場合、3月の数字は2月より高くなるのが一般的だ。更に、今月に入って住宅建築業者が極めて悲観的になっていることを考えると、住宅販売件数の低迷はまだしばらく続くような気がする。

住宅建築業者が極めて悲観的になったということだが、USA TODAYによれば、今年予定されている住宅建築数は、ここ最近3年半で最高の件数になる。4月に入ってから、住宅建築業者たちはなぜ弱気になってしまったのだろうか。オリック氏の話によれば、原因は差し押さえとなった住宅だ。USA TODAYは、こんなことを報道している。

Zillow.com(住宅サイト)によれば、新築住宅販売件数が減った原因の一つは、差し押さえとなった住宅の販売件数が大幅に上昇したためだ。新築住宅価格に比べると、差し押さえとなった住宅の価格は極めて低く、2月の場合、全住宅販売件数の約5分の1が差し押さえ物件で占められている。

何かよく分からなくなってしまった。米国住宅市場は回復しているのだろうか、それとも相変わらず低迷なのだろうか。多くの人たちは、ジョシュア・ブラウン氏(投資アドバイザー)の、この言葉に同意するのではないだろうか。

36カ月連続で、結論を引き出すことが不可能な住宅販売レポートが発表されている。もし具体的な結論を引き出すことができると言う人がいるなら、それは鶏の骨を使った占いと同じだ。


(情報源:Mixed Housing Data Point to Uneven Recovery

3月の米新築住宅販売、前月比7.1%減少 

Homes Sales Data: 36 Consecutive Month Streak of Meaningless Inconclusivity Stays Alive

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