アップルとストキャスティック・ポップ

「今度こそ天井だ」、「少し空売ってみた」、というツイートが目に付くのは人気株のアップルだ。下が日足チャートになる。




先ず、前回天井だと騒がれたのは2月15日(1)だ。この日アップルは、前日のローソク足を包み込む弱気な線を形成しただけでなく、買いのクライマックスを思わせる極めて大量な出来高を記録した。そして今日水曜(2)、陰線での終了にはならなかったが、これも買いのピークといった雰囲気の膨大な出来高だ。

空売った、と言う人たちの理由を要約すると、「アップルはあまりにも買われすぎだ」ということになるのだが、この言葉を聞いてストキャスティック・ポップというトレード方法を思い出した。(ジェイク・バーンスタインという人が有名にした方法だったような気がする。)

ストキャスティックスは、買われすぎ、売られすぎを把握する指標として多くの人たちに利用されている。80を超えたら買われすぎ、20を割ったら売られすぎと一般的に解釈されるのだが、さっそくアップルの日足チャートにストキャスティックスを入れてみよう。



(赤の水平線は買われすぎレベルである80に引かれている)

四角で囲ったが、株価が強い上昇基調にある時は、ストキャスティックスは80以上に張り付いてしまう傾向がある。言い換えれば、買われすぎレベルにストキャスティックスが達したという理由だけで空売ると、大きな損を出す可能性がある。

ストキャスティック・ポップは、買われすぎなものは、しばらく買われすぎの状態が続くという性質を利用したトレード方法になる。普通なら、80を超えたところで持ち株の売却、または空売ることになるが、ストキャスティック・ポップの場合は80を超えたところが買いのタイミングになる。下が最近の例だ。




1、2、3の80を超えたところが買いになる。

少し付け加えると、トレーダーによっては80ではなく、75を買われすぎレベルとして使っている。上のチャートでは、ストキャスティックスのパラメーターは14-3-3にセットされているが、8-3-3や5-3-3なども利用されている。

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