米雇用状況 -- いよいよアップトレンド!?

米雇用、2月は22.7万人増 失業率横ばい8.3% 
非農業部門の雇用者数は前月に比べて22万7000人増えた。プラス幅は3カ月連続で20万人の大台を超えた。失業率は前月と同じ8.3%だった。失業率は依然として歴史的な高水準にあるものの、米雇用は足元で徐々に改善してきている状況が明確になりつつある。(nikkei.comから抜粋)

ミシガン大学のマーク・ペリー氏は、今朝の雇用統計について、こんなことを指摘している。

2月、臨時採用者数は2万100人増え、これで7カ月連続の上昇、そして過去29カ月中27回目の上昇となった。2月末における臨時採用者数、契約雇用者数は240万人におよび、2008年5月以来最高のレベルに達した。
製造業に従事する人たちの平均残業時間(週)は4.4時間におよび、これは4年半ぶりの高水準になる。2月、製造業に従事する人の数は2万9000人増え、これで2010年以来この業界で働く人の数は42万5000人増となった。

という訳でペリー氏も、「米雇用は徐々に改善している」、という見方に賛成だ。

金融ジャーナリスト、ダン・グロス氏はこう語っている。

ジャーナリストたちの間では、昔からこんなことが言われている。「一度だけ起きることは単なる出来事。二度起きたらそれは偶然。しかし3度同じことが起きたら、それはトレンドだ。」この言葉に従って判断するなら、今朝発表された雇用統計が示していることは、米国雇用状況の改善は偶然ではなくトレンドになっているということだ。

政府の発表によれば失業率は横ばいだが、統計会社として有名なギャラップ社の調査によると、2月の失業率は上昇している。


資料:ギャラップ社

失業率のグラフだが、11月は8.4%、12月は8.5%、1月は8.6%、そして2月は9.1%となりこれで3回連続の上昇だ。「3度同じことが起きたら、それはトレンドだ」、という言葉を借りると、米国の失業率はアップトレンドに入ったことになる。

このギャラップ社からの失業率発表は昨日あったわけだが、ギャラップ社の主席エコノミスト、デニス・ジャコベ氏はこう書いている。

政府から明日発表される雇用統計がどうであれ、米国の失業率、不完全雇用は1月の半ば以来大きく悪化している。その理由の一つにあげられることは、将来の見通しがやや明るくなったと判断した人たちが職探しを再開し、労働市場に戻って来たためだ。当社の調査で言えることは、職探しをしている人たちの数は、6カ月前より明らかに増えている。


(参照した記事: 米雇用、2月は22.7万人増 失業率横ばい8.3% 

Private Job Growth Over Last Year is Strongest Since 2006, Mfg. Continues to Lead Economy

Dan Gross on NFP: Yes, it is a Trend

U.S. Unemployment Up in February)


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