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金はアップルの真似をできるだろうか?

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金が5%を超える大幅な下落となりました。ブルームバーグはこう報道しています。

2月29日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は反落。2カ月ぶりの大幅安となった。米金融当局が追加の金融緩和措置を講じないとの見方が広がった。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は議会証言で、流動性拡大に向けた新たな措置の実施を示唆しなかった。
金専門のETF、SPDR Gold Trust (GLD)の日足チャートを見てみましょう。




極めて長い陰線、そして出来高は通常の約3.6倍です。こんな下げ方ですから、当然明日も下げるだろうという意見が多いのですが、Bespoke Investment Groupはこんな統計を発表しています。

今日も含めると、1980年以来、金が一日で5%を超える下げとなったことは29回ある。過去28回を振り返ってみると、翌日の平均成績はマイナス0.55%であり、翌日がプラスになったことは13回あった。言い換えれば、翌日が上げとなる確率は46.4%だ。
ということは、やはり続落でしょうか?ibankcoin.comのchessNwineさんが、金とアップル株を比較した面白い見方を発表しているので、話を要約してみようと思います。下がアップルの日足チャートです。




2月15日(1)、アップルは前日のローソク足を包む弱い線を形成した。出来高(2)も飛び抜けて膨大だったから、多くのトレーダーたちは、ここが天井だと判断しアップル株を空売った。たしかに翌日は弱いスタートとなったが、見てのとおりアップルは一転反発となり、簡単に上昇基調に戻ってしまった。今日大幅に下げた金も同様な展開となる可能性がある。一日の動きを見ただけで、トレンドが変わってしまったと判断するのは早すぎる。
金のファンを励まそうとしているような言葉ですが、先ず明日の金の寄付きに注目してみようと思います。たとえ窓を開けての下げで開始しても、アップルのように陽線で終了となれば、空売った人たちが早速買い戻してくるというシナリオが実現する可能性がまだ残っています。


(参照した記事: NY金先物:2カ月ぶり大幅安-FRB議長が刺激策示唆せず

Gold Down 5%

Stock #Market Recap 02/29/12

クレジットカード、アメリカ、そして中国

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衝動買いを防ぐ方法のひとつに、クレジットカードを持ち歩かないこと、というものがあります。借金地獄への近道はクレジットカードだ、と断言する人もいるくらいですから、クレジットカードで痛い目にあった人は予想以上に多いような気がします。

クレジットカードを使わなくても、こういう小さな衝動買いもあります。パンとミルクが必要なので、近くのスーパーマーケットへ行きます。皆さんも経験があると思いますが、まずパンとミルクだけ買って店を出ることはありません。ほとんどの場合、ついでにビールも、そしてポテトチップもということになるので、予定の倍以上の出費となります。

なぜスーパーマーケットへ行くと余分なものまで買ってしまうのでしょうか。品物の並び方に秘密があるのでしょうか。店内に流れている音楽には、買い物意欲を刺激するメッセージが隠れているのでしょうか。それともただ単に、我々人間には衝動買いの遺伝子が存在するのでしょうか。

ふざけて言うわけではありませんが、最初から金が無ければ衝動買いをすることはありません。私も経験がありますが、好例は失業です。月々の収入が無くなると、買い物意欲も消滅し、スーパーマーケットへ行ったら本当にパンとミルクだけ買って店を出ます。

現在失業中の知人がいます。もう半年以上になりますが、なかなか良い仕事が見つかりません。先日会ったときですが、「毎月の出費をクレジットカードで補っている」、と彼は言っていました。本当に早く職が見つかることを願うばかりですが、彼の場合このクレジットカードは助け舟なのでしょうか、それとも結果的には凶となってしまうのでしょうか。

フルタイムの職が無くてもクレジットカードを取得することができます。現に大学生たちはクレジットカードを所持し、オンラインでショッピングを楽しんでいます。大した収入の無い大学生にクレジットカードを発行することは間違っている、という意見もありますが、皆さんはどう思われるでしょうか。

例えば失業中の知人の場合はどうでしょうか。極論になりますが、更なる借金、そして個人破産を防ぐために、失業者によるクレジットカードの利用を禁止するべきだという意見があります。ご存知のように、クレジットカードの金利は14%を超えるものが多いですから、失業者たちにこのような高金利を負わせるのは非道徳的だという意見もあります。しかし言うまでもなく、もし…

ガソリンはここが天井??

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上昇の続くエネルギー市場は、あまりにも注目を集めすぎている。まるで去年3月、4月の銀市場のようだ。パニック買いは、商品価格を異常なレベルに押し上げるから、今はここが天井かどうかを議論する時ではない。現に私は原油価格132ドルを予想している。しかし現時点では、どのようにポジションを利食うかを考えるべきであり、更なる買い足しを実行する時ではない。-- ピーター・ブラント氏(Factor LLC)
さて、現在の原油の値段は高すぎるのだろうか、それとも安すぎるのだろうか。ルイス・ウッドヒル氏は、forbes.comに、こんな意見を投稿している。

原油(米国産ウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル105ドル88セントで取引されている。これは1バレル79.95ユーロ、8439.69円、そして67.13ポンドに相当する。要するに、通貨の単位が違うだけで、どれも現在の1バレルあたりの原油価格が示されている。 原油価格は高いのか、それとも安いのかを判断するには、金を基準にした原油価格が役にたつ。今日1バレルの原油を買うためには、0.0602オンスの金が必要だ。1971年1月1日から計493カ月を振り返ってみると、原油の平均価格は金0.0732オンスになる。 現在の原油価格(0.0602オンス)は過去41年間の平均価格より低い。現在の金価格(1オンス1759ドル30セント)を使って計算すると、原油が長期的な平均価格に戻るためには約22%の上昇が必要だ。もちろん、このように原油が上昇すれば、1ガロンあたりのガソリン価格は65セントから75セント上昇することになるだろう。
それにしても、最近のガソリンの上げ方は急ピッチだが、下はガソリンに投資をしているETFの日足チャートだ。


円で囲ったが、注目は最近の異常な出来高の増え方だ。ピーター・ブラント氏は、「まるで去年3月、4月の銀市場のようだ」と言っているが、下が銀のETFの日足チャートだ。




特に4月の終わり頃、天井付近での出来高が膨大だ。こんなチャートを見ると、ガソリンはこのあたりが天井かもしれないと思ってしまうが、ブラント氏はこんなことを語っている、

ガソリンに投資しているETFの先週の出来高には天井の兆候が見られる。(少なくとも、いよいよ最後のパニック買いが始まったようだ。)しかし、商品市場の墓場への道は、ここが天井だと…

円は買いチャンス?? -- 週末のブログから

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thestreet.comのオンライン意見調査

質問: あなたは今週のマーケットにどんな姿勢で臨みますか?

回答:

・ 強気 46.08% (147票)

・ 弱気 36.67% (117票)

・ 中立 17.24% (55票)

どんな銘柄が買われると思いますか、という質問に対する回答で最も多かったのは原油関連(22.57%、72票)。そして、どんな銘柄が売られると思いますか、という質問に対する回答で最も多かったのは航空会社(20.68%、66票)。


日本円について (bespokeinvest.com)



上は、日本円に連動する上場投信の長期チャートだ。2007年から今日までの動きが示されているが、最近の円の急落で、上昇するトレンドラインが直ぐそこに迫っている。円の絶好の買いチャンス、と解釈することもできるが、もちろん言うまでもなく大きなブレイクダウンというシナリオもある。


(参照した記事: POLL: Bull or Bear?

Yen Breaking Down?

次のブレイクアウトはどれ?

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IBMがブレイクアウト、高値を更新です。



見てのとおり、しばらく横ばいの後レジスタンスラインを突破というパターンです。矢印で示しましたが、今日の上放れには通常以上の出来高も伴っています。

新高値での終了ではありませんが、銀もブレイクアウトとなりました。



上は、銀に投資をしている上場投信の日足チャートです。これもIBMのように最近横ばい状態でしたが、出来高を増大させての上放れです。もう一つ注目したいのは、長期トレンドを把握するために広く使われている200日移動平均線(赤い線)も突破しています。

横ばいしている銘柄は、ブレイクアウト候補としてトレーダーたちに狙われます。IBMと言えばダウ指数に属する銘柄ですが、ダウ指数は30銘柄で構成されています。さっそくIBM以外の29銘柄を見てみましたが、ブレイクアウトを期待できそうな横ばい銘柄が2つあります。



ほぼ一カ月に及ぶ横ばいです。



こちらの方は、ほぼ2カ月にわたる横ばいです。

うるう年、2月29日は株にラッキー??

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今さら気が付いたが、今年はうるう年だから今月は29日まである。朝日小学生新聞に、「今年はうるう年 1日多いよ」という記事があり、最後の方に、こんなことが書かれている。


みなさんの身のまわりで2月29日があることの影響がないか、探してみましょう。 毎日おこづかいをもらう子は今月は1日分多くもらえますが、1か月分まとめてもらっている子は変わらないでしょう。 銀行にお金をあずけている子は、今年は1日長い分、利子が多くなり、1年後に受け取れる額は一般的に少し多くなります。また腕時計の中には、カレンダー機能が100年に1度うるう年を抜くルールに対応していないものもあります。1948年2月29日生まれの作家、赤川次郎さんは「4年ぶり」の誕生日を迎えます。
さて歴史的に見た場合、2月29日の米国株式市場は強いのだろうか、それとも弱いのだろうか。下がダウ指数の2月29日の成績だ。



1900年に米国株式市場が始まって以来、マーケットは21回の2月29日を経験し、成績の方はあまりぱっとしない。

・2月29日のダウ指数の平均成績はマイナス0.05%。 ・中間値はマイナス0.22%。 ・ダウ指数がプラスになったのは21回中の7回だけ。 ・今月29日は水曜だが、2月29日が水曜になったことは3回あり、勝敗の方は1勝2敗。 ・一番最後の2月29日は2008年。この日ダウ指数は、2.51%の大幅下落となった。

(参照した記事: 今年はうるう年 1日多いよ

Historical Market Performance on Leap Days

ダイバージェンスが気になるセクターをいくつか見てみましょう

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ダウ指数が、いよいよ1万3000ドルに迫ってきました。火曜の取引終了まで、まだ1時間ほど残っていますが、下がダウ指数の5分足チャートです。




見てのとおり、何度か1万3000ドルに挑戦しましたが、今のところこの大台を突破することができません。次に日足チャートを見てみましょう。




矢印で示したように、ダウ指数は上昇していますがMACDのヒストグラムは既に下げが始まり、ダイバージェンスという警報が発せられています。「ダイバージェンス=下げ」と解釈する人が多いですが、「ダイバージェンス=横ばい」という公式もあるので、ダイバージェンスの後、株価が必ず下げるとは限りません。

ダイバージェンスが気になるセクターをいくつか見てみましょう。




素材セクターに投資しているETFの日足チャートです。株価はレジスタンスレベルに戻って来ましたが、MACDの方はまだ0ラインを割ったままです。




資本財セクター専門のETFの日足チャートです。これも素材セクターのETFと同様に、MACDのヒストグラムの弱さが見られます。




テクノロジー株専門のETFです。株価は高値更新ですが、MACDは下げ方向です。

他にも、金融株セクターにダイバージェンスが起きています。繰り返しになりますが、ダイバージェンスの後、必ず株価が下げるという保証はありません。下げるのではなく、しばらく横ばいとなって上昇が再開される場合もありますから注意が必要です。

もう一つの注目は運輸株です。




運輸株専門のETFの日足チャートです。上昇するトレンドラインを既に割っています。先日も述べたことですが、運輸セクターはマーケットの先行指標になる傾向があるので、ここからの積極的な買いは要注意です。

中東で今年核戦争が起きる!?

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今年に入ってからガソリンは25セントも上昇し、1ガロンあたりの価格は3ドル53セントになった。専門家たちは、4月の終わり頃には4ドル25セントという、記録的な価格に達することを予想している。(huffingtonpost.comから抜粋)
ガソリン価格上昇の原因の一つに、イランの核開発問題がある。

イランのメヘル通信によると、国営イラン石油公社幹部は20日、欧州連合(EU)が今後も同国に敵対的な行動をとるのであれば、19日の英国とフランスに続き、他のEU加盟国に対しても原油輸出を停止すると警告した。具体的には、EUが、イランが核開発停止に応じないことへの制裁として7月1日から発動するとしている同国産原油の全面禁輸の見直しを求めているとみられる。(中略)一方、イランの首都テヘランには同日、国際原子力機関(IAEA)の調査団が到着した。1月下旬に続く訪問で、調査団は2日間、イラン当局者らと協議を行う。イラン側は前回訪問でも十分な協力姿勢を示さなかったとされるほか、最近ではウラン濃縮に用いる新型遠心分離器の開発成功を発表するなど、核開発をさらに推進する構えをみせており、今回も成果が得られる可能性は低い。(産経新聞2月20日)

イラン軍は20日の声明で、核施設などの防御を想定した4日間の防空演習を南部で開始したと発表した。AFP通信が伝えた。イスラエルによるイラン核施設空爆説が浮上する中、防空能力を示し、イスラエルの動きをけん制する狙いがあるとみられる。演習のため、ミサイルや対空砲、レーダー、戦闘機を配備。軍の声明は「軍と精鋭部隊、革命防衛隊の協力を強化するのが目的」としている。(時事通信2月20日)
そして、「ダウ・セオリー・レターズ」の執筆者として有名なリチャード・ラッセル氏は、今年中東で核戦争が起きる危険性を語り、下記が氏の話の要点になる。

とても不吉なことが起きようとしている。人々はニュース報道でそれを知ることになるが、イスラエルは核兵器を使って、イランを攻撃することだろう。イランが核保有国になる日が近い今日、イスラエルは今年中にイランを攻撃する必要がある。もしこのような事態が起きれば、中東は完全に崩壊する。私達投資家はドルと金に注目だ。たとえドルが大きく下落したとしても、金が爆発的に上昇するから、ドルの損失を十分以上に補うことができるだろう。
もちろん核戦争な…

天然ガス -- 今度こそ、ここが大底!?

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あれ、天然ガスがトップになっています。


商品市場で、今週もっとも成績が良かったのは天然ガス、上昇率は8.84%です。天然ガスと言えば、ダウントレンドの良い見本なのですが、下は天然ガス専門の上場投信の日足チャートです。




金曜の終値は5ドル61セント、+4.28%の大幅上昇です。安値圏で横ばい中といったチャートですが、目に付くことを二つだけあげます。

1、勢いを示すギャップ(窓)が形成されています。

2、しかし 出来高は昨日と大した変わりはありません。

もし本当に勢いがあるギャップなら、こんな状態になります。




デンドリオンというバイオテクノロジー銘柄の日足チャートです。 大きなギャップ(1)です。そして、このギャップに伴った出来高(2)は膨大です。このようなギャップはブレイクアウェイ・ギャップと呼ばれ、矢印で示したように、その後の株価上昇に期待することができます。

もう一度、天然ガスの上場投信の日足チャートを見てください。繰り返しになりますが、デンドリオンのような突出した出来高がありません。明らかに、力強さを欠いています。このように大きな出来高を伴わないギャップはコモン・ギャップと呼ばれ、大した株価の伸びを期待することができません。

しかし、こういう反論もあります。「これはコモン・ギャップではなくブレイクアウェイ・ギャップだ。確かに、このギャップには出来高が不足している。しかし、今日は3連休を控えた金曜であることを考えれば、出来高が伸びないのは当たり前だ。」

なるほど、天然ガスの上場投信の出来高が伸びなかったのは連休が原因かもしれません。マーケット全体を見た場合、今日の出来高は昨日より少なかったですから、午前中で取引を終わらせて午後から出かけてしまった人が多かったようです。しかし、たとえ連休を控えていても、話題性のある株の出来高は跳ね上がります。例えばデマンド・メディアです。




第4四半期の決算発表、そして経営状況は今年一転しそうだという明るいニュースが材料となって株価は30%の上昇、出来高は通常の8.6倍です。

天然ガスに対して、投資家たちは強い不信感を持っています。言い換えれば、投資家たちは、あまりにも長い期間にわたって天然ガスに騙されてきたのです。下が、天然ガス専門の上場投信の長期チャートです。




2008年、株価は127ドルを超えていましたが、今日の値段はたったの…

アップルが先か、マーケットが先か?

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下はナスダック100指数に連動する上場投信、PowerShares QQQ Trust, Series 1 (QQQ)の日足チャートです。




前日のローソク足を包む弱気な線が形成されましたが、とにかく目立つのは、今日の突出した出来高です。過去3カ月間の平均は46,606,200株、そして今日はその2.2倍に相当する105,681,986株です。パニック売りと言ったら大袈裟ですが、投資家たちが一斉に利食って来た、という雰囲気です。

ナスダックには超人気株アップルが上場されています。 下が日足チャートです。




これも弱気なローソク足、そして膨大な出来高です。今日の出来高は53,747,278株ですから通常の4倍に相当し、正に皆慌てて売ったという様相です。さてこのアップルですが、下記で分かるように、アップルがPowerShares QQQ Trust, Series 1 (QQQ)を占める割合はトップの15.05%です。



ひょっとしたら今日のマーケットでは、アップルが先にピークとなって、その直後ナスダック100指数に連動するPowerShares QQQ Trust, Series 1 (QQQ)がピークになり一転急落かと思ったのですが、実際は同時でした。




赤がアップル、緑の線がPowerShares QQQ Trust, Series 1 (QQQ)です。両方ともお昼に天井となり下げが始まりました。

一つ心配なのは、マーケットの先行指標として有名な輸送株指数の下げ方です。




上は輸送株指数に連動する上場投信の日足チャートです。今日の下げは1.95%、長い陰線です。上昇する短期トレンドラインは既に割れていますから、ここからは積極的にマーケットに参戦するのではなく、しばらく様子を見ることが必要です。


(参照した記事:QQQ - QQQ Holdings

テーマはスケートです

全33枚

Skating


米国株式市場 -- 消極的な売り手、売り残は4年ぶりの低レベル

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世界で最も大きな株式市場を持つ国はアメリカだ。全世界の株式市場の総額を100とすると、アメリカが占める割合は32.21%になり、下が上位20にランクする国々だ。



アメリカ(United States)で説明すると、現在(Current)アメリカの株式市場が世界の株式市場を占める割合は32.21%になり、2011年を開始した時点(Start of 2011)では29.68%だった。去年と比較すると(Change)、比率は2.53ポイント上がっている。

第2位は日本だ。日本の株式市場が世界の株式市場を占める割合は7.36%だが、この数値は一年前の7.69%より低い。見てのとおり、マイナスとなっているのは日本だけでなく、20カ国中14カ国が下げており、特に目立つのはマイナス0.79の中国とマイナス0.62のインドだ。去年より規模が増大した国々を見てみると、先ずアメリカの+2.53、その次が+0.47のロシア、そして次が0.21の英国だからアメリカの伸びが飛び抜けている。

それでは、G7の国々とBRIC諸国に投資したらどんな結果になっているだろうか。先ず、アメリカを見てみよう。もし2011年の1月3日に、S&P500指数に連動する上場投信に投資したとすると、今日のマーケット終了時点では8.78%の利益が出ている。下が結果だ。(数値は上場投信を使って投資した場合を表す。)

・アメリカ:+8.78%

・日本:-9.8%

・英国:+3.79%

・中国:-8.15%

・カナダ:-8.07%

・フランス:-10.7%

・ドイツ:-5.12%

・ブラジル:-9.94%

・インド:-23.69%

・ロシア:-16.07%

・イタリア:-15.66%

プラスはアメリカと英国の二国だけであり、最も下げたのはインドの23.69%だ。G7諸国で一番下げたのはイタリアだが、上の表で分かるように、BRIC諸国の全てがイタリアより大きな株式市場を有している。それにイタリアと言えばPIIGS諸国の一国であり、きびしい財政難に直面している。

今のところアメリカは好調だが、zerohedge.comはこんなチャートが掲載されている。



(赤い折れ線はS&P500指数に連動するETFの動きを示し、黒い棒線はニューヨーク証券取引所に上場されている銘柄の売り残を表す。)

zerohedge.com…

注目のアップル -- 500ドルまであと一歩

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週末です。株をやる人たちは、いろいろなチャートを見ていることでしょう。先ず、来週の注目はアップルです。




言うまでもなく、投資家たちの期待は500ドルの達成です。もちろん、アップルはアメリカを代表する銘柄といった存在ですから、500ドル達成となればニュースでも大きく取り上げられることでしょう。 

アップルの目標株価ですが、アナリストたちはこのように見ています。

・強気目標株価: 700ドル

・弱気目標株価: 270ドル

・49人のアナリストの平均目標株価: 568ドル49セント

ブレイクアウト専門のトレーダーなら500ドル突破で買うわけですが、しばらく横ばいが続くことを願う人も多いことでしょう。

マイクロソフトの株価は30ドル台、インテルは20ドル台、GEは20ドル弱ということで、株価の高いアップルは値嵩株に属します。しかしアップルなど問題にならないほど高い株は、あのウォーレン・バフェット氏の会社、バークシャー・ハサウェイです。下が日足チャートです。




金曜の終値は$117,980ですから、円に換算すると約915万円です。株価は無視してチャートパターンだけに注目すると、現在日足チャートには、ブレイクアウトが期待できる下辺が切り上がる上昇三角形が形成されています。しかし株価が高すぎて買えない、と最初からあきらめてしまうわけですが、実は上のチャートはバークシャー・ハサウェイのA株であり、バークシャー・ハサウェイにはB株もあります。下がB株の日足チャートです。




こちらの方は金曜の終了は78ドル79セントです。チャートにはA株と同様に上昇三角形が出来上がり、多くの投資家たちのブレイクアウト候補リストに入っていることでしょう。

米国株式市場 -- ますます好調な住宅建築銘柄

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持ち株を全て売れ!?

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いつも弱気な人が、とつぜん強気になったらマーケットの天井が近い、という言葉をお聞きになったことがあると思う。報道によれば、超悲観論者として有名なノリエル・ルービニ氏が強気になった。



ルービニ・グローバル・エコノミクスで株のディレクターを務めるジーナ・サンチェズ氏は、CNBCのインタビューで「このラリーはまだ向こう数カ月続く」と語り、株に積極的に投資していることを表明した。businessinsider.comによれば、ルービニ氏が強気になったということで、ダグ・カス氏(ヘッジファンド・マネージャー)は、「持ち株を全て売れ」と題したメールをさっそく送信したようだ。

ルービニ氏が姿勢を変えた理由として、サンチェズ氏は、こんなことをあげている。

・経済の回復を示すデータが次々に発表されている。 ・連銀、そして欧州中央銀行が膨大な資金を市場に注入している。 ・ファンドマネージャーたちは更に資金をマーケットへ投入してくる。
しかし、マーケットが好調なのは今年の前半だけで後半は低迷することになるだろう、とサンチェズ氏は付け加えている。現に、氏は1300でS&P500指数は今年を終了するだろうと述べているから、この数値は今日の終値より3.7%ほど低い。

ルービニ・グローバル・エコノミクスは、実際にどんな株を買っているのだろうか?サンチェズ氏は、インタビューで具体的な銘柄をあげることはなかったが、テクノロジー関連、高配当を狙ったテレコム関連に資金を回しているようだ。

皆さんはどう思うだろうか。サンチェズ氏の言うように、マーケットが好調なのは今年の前半だけだろうか。オンラインの意見調査を見るかぎり、60%の人たちがサンチェズ氏の意見に賛成だ。




質問: 株式市場は、現在より低い位置で今年を終了すると思いますか? 回答: Yes 60%: 今年の後半に問題が潜んでいる。 No 40%: ついに上げ相場が戻って来た。 総回答数: 2599 
商品関連では、地政学的リスクを考慮して、サンチェズ氏は原油への投資もすすめている。


(参照した記事: Famed Bear 'Dr. Doom' Roubini Turns Bullish — Time To Sell!

RGE’s Gina Sanchez CNBC Video – Does the Rally Have Le…

金は買い、それとも売り? 迷う投資家たち

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PIMCOの共同最高投資責任者であるモハメド・エラリアン氏が、現在の弱い世界経済状態それに地政学的リスクを考慮すると、投資家たちは株に割り当てる資金は少なめにして、金や原油などの商品に資金を回すべきだ、というようなことを語っていた。この一言がどの程度影響したかは分からないが、今朝は金が買われている。下は、金専門の上場投信SPDR Gold Trust (GLD)の日足チャートだ。




実は今あるチャットルームにいるのだが、この上場投信が議論されている。「二日連続で下げたのだから今日反発するのは当然」、という意見が多いが、「まだ買うのは早すぎる」という意見も出ている。週足チャートを見てみよう。



「現在の位置は、ちょうど下降する上辺にあたり、ここがレジスタンスになる可能性がある。言い換えれば、ここでは売りが出やすいから、買うなら先ずブレイクアウトを確認してからだ。」もっともらしい意見だが、皆さんは、この線の引き方に疑問を感じないだろうか?こういう反論がある。



これも週足チャートだ。「Aで分かるように、金は既にブレイクアウトして買いシグナルが出ている。約3カ月に及ぶ下げが終わり、また上げ波動が始まったのだから、ここで売るのは間違っている。」すると、今度はこんな意見が出てきた。



「見てのとおり、高値安値とも相変わらず右下がりだ。これはダウントレンドを明確に表しているわけだから、まだここでは積極的に買えない。」

さて買うべきか、それとも売るべきかが分からなくなってしまったが、実はこの分からないというのが投資家たちの心理状態だ。



上のチャートは、金に対する投資心理を見たものだ。赤い点線(1)は超強気、そして緑の点線(2)は超弱気レベルを示し、現在の位置は中間だから超強気でも弱気でもない。しかし線は上昇中だから、買いを考える人が増えているわけだ。

日足、週足チャートを見て分かるように、上にはいくつものレジスタンスが控えている。一番上の日足チャートに戻ってほしい。今日の上げで、壁になる可能性がある先週の高値が迫っている。というわけで、はたしてこの高値を突破できるかが目先の注目だ。


(参照した記事:PIMCO's El-Erian favors bonds, gold

浮動株の半分以上が空売り

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踏み上げ: 「踏む」とは、信用取引で売った人が、株価が上昇している状態であるにも関わらず、損を覚悟で買い戻すことを言いますが、「踏み上げ」とは、この買戻しにより株価がさらに上昇することを意味します。(tse.or.jpから抜粋)
いつものように、Sさんから電話がありました。「大きな踏み上げになりそうな銘柄を見つけたので買った」、という話です。あまり熱心な口調だったので、私も買ってみようかなと思いましたが、もう少し様子を見てみることにしました。

銘柄名はDiamond Foods, Inc.(DMND)です。



注目は赤い文字の部分です。これによると、Diamond Foods, Inc.の浮動株の51.58%が空売られています。半数以上という大きな量ですから、もし一斉に買い戻されるような事態が発生すれば、かなりの踏み上げになりそうな気がします。もう少し様子を見ようと思った理由は、この日足チャートです。




Aの部分で分かるように、株価は40ドルに走るレジスタンスラインの直ぐ下で横ばい状態です。言い換えれば、もし株価がこのレベルを突破するなら、売り手は急いで株を買い戻してくるでしょう。もちろん、ここでブレイクアウトを期待して買うという方法もありますが、はたして本当に上放れが起きるかどうかを待ってみることにしました。

ブレイクアウトの米国株式市場 -- 買い手が期待するシナリオとは

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好調なマーケットが続いています。特に先週金曜は、予想以上に良かった雇用統計をうけて、S&P500指数はレジスタンスラインを突破して高値を更新しました。




上昇する20日移動平均線(1)と50日移動平均線(2)で分かるように、短期中期のトレンドは上げ基調です。長期トレンドを見る200日移動平均線(3)は、まだ上昇していませんが、最近はほぼ水平に近い状態になってきました。それから、先日50日移動平均線が200日移動平均線をクロスしたことで、移動平均線の並び方が上から20日、50日、200日の順番になり、いよいよ強いアップトレンドが明確になってきました。

もちろん考慮しなければならない事もあります。金曜のブレイクアウトでRSI(4、相対力指数)が70を超え、マーケットが買われすぎレベルに達しました。もちろん、相場が強いときはRSIが70を突破するのは当たり前だという反論もありますが、少なくともここでは利食いの売り物に注意する必要があります。



上は投資家たちの心理状態です。長期(Long-Term)短期(Short-Term)とも超楽観レベル(Extreme Optimism)に接近し、ほぼ皆が皆強気な状態です。逆張りを専門にする人たちは、皆が悲観的なときに買い、現在のような状況では持ち株を利食うタイミングになります。

次に、S&P500指数にボリンジャーバンドを入れてみました。




1で分かるように、金曜のローソク足は上限バンドを少し上回って終了です。これはいくらなんでも行き過ぎだから、持ち株を少し売って利食うべきだと言うことができますが、強気な人たちはこんなことが起きることを期待しています。




上は人気株アップルの日足チャートです。買い手がマーケットに期待しているのは、Aの部分で起きている、上限バンドに張り付いたまま上昇するバンドウォークという現象です。 言い換えれば、売り手がここで積極的に空売ることができない理由の一つは、マーケットにバンドウォークが起きる可能性があるためです。

またまた話題の太陽エネルギー銘柄

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ツイッターは、どんな銘柄が話題になっているかを見つけるのに役立つ。もちろん、株価を煽るためにツイッターを利用する人も多いことだろうが、木曜のマーケットでは太陽エネルギー関連のツイートが目立ったような気がする。一例を挙げよう。下はSunPower Corporation (SPWR)の日足チャートだ。




ここ6カ月間の様子になる。先ず1で分かるように、50日移動平均線の突破に失敗した後しばらく低迷が続いていたが、2の部分で分かるように、最近は50日移動平均線が支えになっている。

もう一つ目につくのはオン・バランス・ボリューム(緑色の線)だ。矢印で示したが、40日移動平均線が長いことレジスタンスになっていたが、オン・バランス・ボリュームは最近この移動平均線をブレイクした(3)。

オン・バランス・ボリュームの上昇は買い圧力の蓄積を表し、更なる株価の上昇が期待できるだけに、太陽エネルギー関連を引き続き監視しようと思っている。

最近考えていること

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このブログを始めたときは、日本にはアメリカの株に興味がある人は大していないだろうから、私のブログにアクセスしてくれる人はいないだろうと思っていました。しかし実際に始めてみると、アメリカからアクセスしてくれる人より、日本からアクセスしてくれる人の方が圧倒的に多い状態です。本当に感謝します。

ときどき、こういうメールをいただきます。「今日の米国マーケットが、どう動いたかを簡潔にまとめたものを読みたい。しかし新聞のような報道ではなく、米国のトレーダーや投資家たちが、実際にどう動いたかを知りたい。できれば、明日はどんな銘柄が注目されているかも知りたい。」

私も米株のトレードをしています。実際に、腕の良いトレーダーたちの意見を毎日聞いて、その日のトレードに役立てています。そこで、このブログにページを増やして、ここ米国の個人トレーダーたちがどんな銘柄に注目し、どんな銘柄を狙っているのかといったことを書いてみようかなと思っています。近日中に始める予定ですので、これからも、よろしくお願いします。