ユーロの下げに賭ける大口投機家

投機家たちは徹底的にユーロを空売っているようだ。金曜のニュースによると、大口投機家によるユーロの売りポジションは17万1347枚の史上最高レベルに達した。下が、米国商品先物取引委員会から発表された最新レポートだ。


資料:米国商品先物取引委員会

NON-COMMERCIALは大口投機家、または非当業者と呼ばれ、買い建玉(LONG)は31,299枚、そして売り建玉(SHORT)が202,646枚だ。見てのとおり極端に売りポジションが多く、その差はニュースで報道されているように17万1347枚になり、大口投機家は明らかにユーロの下げに賭けている。

COMMERCIALはヘッジャー(当業者)と呼ばれ、こちらの方は買い建玉248,435枚、売り建玉は50,819枚だから大口投機家とは反対の姿勢だ。(インデックスファンドは、このCOMMERCIALに属する。)

一番右のNONREPORTABLE POSITIONSは小口投機家を表し、買い建玉は33,669枚、そして売り建玉は59,938枚になる。

下はユーロに連動するETFの日足チャートだ。




下降するトレンドライン、それに50日移動平均線を突破して、ユーロの上昇に弾みがついている。




しかし、10月の高値から最近の安値で測定した場合、直ぐ上には38.2%の値戻しレベルが控えているから、そろそろ売りが来ても不思議ではない。興味があるのは、ユーロがこの38.2%のレベルを簡単に突破してしまう場合だ。大口投機家は、史上最高という空売りポジションを持っている。思惑が外れて一斉に買い戻すような事態が発生すれば、ユーロは更に大きく上昇することになるだろう。というわけで、来週はユーロに注目だ。


(参照した記事:Speculators Set New $28.1 Billion Record In Net Euro Shorts - CFTC

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