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1月, 2012の投稿を表示しています

まだまだ厳しい米国住宅市場

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先ず、ロイターの記事から見てみよう。 11月米ケース・シラー20都市圏住宅価格指数は予想以上に低下 (前略)S&P指数算出委員会のデービッド・ブリッツァー委員長は声明で「低金利の持続や第4・四半期の実質国内総生産(GDP)伸び率改善にもかかわらず、住宅価格は下落が続いている」と指摘し、「トレンドは下向きであり、転換点が近いという兆しは統計ではほとんど見当たらない」との見方を示した。(後略) 問題は「転換点が近いという兆しは統計ではほとんど見当たらない」の部分だ。最近のマーケットを振り返ってみると、何と言っても住宅関連株の好調さが目立っている。 上は住宅建築関連の上場投信、SPDR S&P Homebuilders (XHB)の日足チャートだ。10月の安値から、既に50%を超える上昇となり、同期間+22%のS&P500指数を大きく上回っている。確かに素晴らしい成績なのだが、この日足チャートには、いくつかの弱さが見られる。 ・5で分かるように株価は上伸しているが、MACDのヒストグラム(6)は既に下降が始まり、ダイバージェンスという黄信号が出ている。 ・ストキャスティクス(3)は、80以上の買われすぎレベルにしばらく張り付いていたが、最近このレベルを大きく割り込んで買いに以前のような強さが見られない。 ・MACD(4)のファストラインは、スローラインを上から下にクロスして売りシグナルが出ている。 ・今のところ、株価は20日移動平均線(1)に支えられているが、もしここを割るようなら50日移動平均線(2)あたりまで下げそうだ。 週足チャートに移ろう。 現在、株価はレジスタンスライン(1)に挑戦中だ。言い換えれば、去年の10月から投資していた人たちは、このレジスタンスラインが目標値になり、自然と利食いの売りが出やすい場所だ。ストキャスティクス(2)は下向きになっているが、MACD(3)は、まだ売りシグナルを発していない。繰り返しになるが、レジスタンスライン付近では売りが増える。無理にここで買うのではなく、先ずブレイクアウトを確認したい。 (参照した記事: 11月米ケース・シラー20都市圏住宅価格指数は予想以上に低下 )

好調なテクノロジー銘柄

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ユーロの下げに賭ける大口投機家

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投機家たちは徹底的にユーロを空売っているようだ。金曜のニュースによると、大口投機家によるユーロの売りポジションは17万1347枚の史上最高レベルに達した。下が、米国商品先物取引委員会から発表された最新レポートだ。 資料:米国商品先物取引委員会 NON-COMMERCIALは大口投機家、または非当業者と呼ばれ、買い建玉(LONG)は31,299枚、そして売り建玉(SHORT)が202,646枚だ。見てのとおり極端に売りポジションが多く、その差はニュースで報道されているように17万1347枚になり、大口投機家は明らかにユーロの下げに賭けている。 COMMERCIALはヘッジャー(当業者)と呼ばれ、こちらの方は買い建玉248,435枚、売り建玉は50,819枚だから大口投機家とは反対の姿勢だ。(インデックスファンドは、このCOMMERCIALに属する。) 一番右のNONREPORTABLE POSITIONSは小口投機家を表し、買い建玉は33,669枚、そして売り建玉は59,938枚になる。 下はユーロに連動するETFの日足チャートだ。 下降するトレンドライン、それに50日移動平均線を突破して、ユーロの上昇に弾みがついている。 しかし、10月の高値から最近の安値で測定した場合、直ぐ上には38.2%の値戻しレベルが控えているから、そろそろ売りが来ても不思議ではない。興味があるのは、ユーロがこの38.2%のレベルを簡単に突破してしまう場合だ。大口投機家は、史上最高という空売りポジションを持っている。思惑が外れて一斉に買い戻すような事態が発生すれば、ユーロは更に大きく上昇することになるだろう。というわけで、来週はユーロに注目だ。 (参照した記事: Speculators Set New $28.1 Billion Record In Net Euro Shorts - CFTC )

太陽エネルギー株 -- 明るい兆し

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低迷が続いていた太陽エネルギー株に、明るい兆しが見え始めた。下は、太陽エネルギー関連銘柄に投資をしている上場投信、Guggenheim Solar ETF (TAN)の日足チャートだ。 短期トレンドを示す20日移動平均線(1)は明らかに上向きとなっただけでなく、最近50日移動平均線(2)を下から上にクロスしている。この50日移動平均線は中期トレンドを把握するために使われ、下げ角度が以前のような急なものから、ほぼ水平になった。長期トレンドを示す200日移動平均線は、相変わらず明確なダウントレンドだ。 買い手が決定的に優勢になったのはAのローソク足だ。大陽線が形成されただけでなく、膨大な出来高を伴って50日移動平均線を見事に突破している。このように、50日移動平均線を大陽線でブレイクした銘柄は、トレーダーや投資家に注目される傾向がある。 下記は、この上場投信が投資している主な銘柄だ。 資料:Guggenheim Funds 1月26日時点 (数値は、資金の何パーセントが割り当てられているかを示す。) ブレイクアウト候補の一例として、上から7番目の銘柄、MEMC ELECTRONIC MATERIALS INC(WFR)の日足チャートを見てみよう。 1で分かるように、大きく50日移動平均線を突破した後、株価の方は横ばい状態となっている。ご察しのとおり、5ドルに走る上辺突破が買いシグナルになり、目標は6ドルだ。 (参照したサイト: Guggenheim Funds )

ブレイクアウト、動き始めた航空株

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滅多に見ないチャートなのだが、StockCharts.comに、こんなチャートが掲載されている。 StockCharts.com   ポイント・アンド・フィギュア(P&F)と呼ばれる、かなり昔から投資家たちに活用されているチャートだが、上は航空会社の動きを見る航空株指数だ。StockCharts.comから引用しよう。 2011年全般を通して、航空株指数は全く冴えなかったが、今年は一転して大きな上昇となる可能性がある。見ての通り、ポイント・アンド・フィギュア・チャートにはブレイクアウトが起き、目標値は47.5だ。 このチャートが掲載されたときの数値は37.22だったから、航空株指数は、約30%の上昇を展開する可能性があるわけだ。もちろん、このブレイクアウトは騙しの可能性もある。しかし、ブレイクアウトは強い買い圧力を示しているわけだから、多くの人たちが航空株を注目リストに入れたことだろう。一例としてユナイテッド航空の日足チャートを見てみよう。 木曜のマーケット終了1時間半前時点  目につくことが二つある。 1、レジスタンスラインを突破した。 2、200日移動平均線を大きく飛び越えた。 200日移動平均線より下にある株は投資対象にならない、という考え方をする人たちもいるだけに、今日のブレイクアウトでユナイテッド航空を監視リストに入れた人も多いことだろう。いったん利食いの売りが来たところで、試しに買ってみるのも面白そうだ。 (参照した記事: Amex Airline Index Forges Quadruple Top Breakout on P&F Chart )

ドル -- 崩れたサポートライン

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米、ゼロ金利長期化へ 「少なくとも2014年終盤まで」 FRB、1年強延長 (日本経済新聞) FOMC:少なくとも「14年遅くまで」低金利継続、追加緩和も (ブルームバーグ) このニュースの後、大きく崩れたのが米ドルだ。 ドル指数に連動するETFの5分足チャート ドル/円の3分足チャート 見てのとおり、FOMCの声明発表直後いきなり長い陰線が現れ、正に荒々しい下げ方となった。 それでは次に、ドル指数に連動するETFの日足チャートを見てみよう。 サポートラインを割っている。出来高は通常の2倍以上、そして最近これほど長い陰線が形成されたことはない。とにかくサポートラインが崩れたわけだから、ここからは買いではなく、ドル売りを考慮する人たちが増えてくる。注目したいのは下のETF(上場投信)だ。 PowerShares DB USD Index Bearish (UDN)というETFなのだが、これはドル指数と反対の動きになる仕組みになっているから、ドルが下がると思うときはこのETFを買う。チャートを見比べていただくと分かるが、ドル指数に連動するETFはサポートを割り、こちらの方は逆にレジスタンスラインを突破している。 FOMCの声明は、金に買いが集まる結果にもなった。 下は金専門の上場投信、SPDR Gold Trust (GLD)の日足チャートだ。 下降するトレンドラインを突破して大陽線が形成された。出来高は2890万株、通常の約2.3倍だ。 その他にも銀、銅、原油、ガソリンなども買われ、ここからは貴金属やエネルギー市場にも注意を払いたい。 (参照した記事:  米、ゼロ金利長期化へ 「少なくとも2014年終盤まで」 FRB、1年強延長 FOMC:少なくとも「14年遅くまで」低金利継続、追加緩和も )

不渡り小切手 -- 連絡方法は普通の郵便??

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取引先から受け取った500ドルの小切手を、早速リサさんはウェルズ・ファーゴ銀行にある口座へ入れた。円に換算すれば、4万円にも満たない金額なのだが、こともあろうにこの小切手は不渡りになってしまった。言うまでもなく、不渡り小切手を切った相手が悪いのだが、ウェルズ・ファーゴ銀行はこの一件で、リサさんの口座から12ドルの手数料を差し引いた。 相手の不手際で料金を取られることにリサさんは腹が立ったかもしれない。しかし、彼女が納得できないのは、ウェルズ・ファーゴ銀行の使った不渡り小切手の連絡方法だ。考えてほしい。もしあなたが顧客なら、どんな方法で不渡りの連絡を受け取りたいだろうか。 ・ 電話: 一番速い。事情があって電話に出られなくても、相手は伝言を残すことができる。 ・ Eメール: メールを受け取りしだい銀行の担当者に直ぐ電話をすることができる。もちろん、不審なメールが多い今日この頃だが、メールは電話と同様に素早く連絡がとれる。 ウェルズ・ファーゴ銀行が選んだ方法は、上記のどれでもなく普通の郵便だった。アメリカでは、普通の郵便はスネール・メール(カタツムリ・メール)と呼ばれ、とにかく遅いことに定評がある。なぜ銀行は、もっとも遅い方法を選んだのだろうか。 少し話を戻そう。先ず、リサさんが不渡りを知ったのは、オンラインで口座の残高を調べたときだった。「なぜ直ぐに連絡してくれなかったのですか」、という質問に対する銀行側の回答はこうだった。 今回のような小切手の不渡りでは、素早い連絡、適切な対処が必要になります。しかし、全てのお客様がEメールに目を通すとは限りませんから、当銀行では郵送という方法を使っています。 更に銀行側の説明によれば、Eメールを小切手不渡りの連絡方法として利用しないのは法的規制があるからではなく、銀行の方針としてEメールを認めていないためだ。 さて、この郵送された通知だが、リサさんの手元にはまだ届いていないという。 読者たちの書き込みを見てみよう。 ・馬鹿らしい話だ。先ず、銀行はEメールを使って直ぐに客へ連絡すること。どうしても文書を郵送したいなら、それはEメールの後ですればよいことだ。(raphaeladidasさん) ・他人の切ったいい加減な小切手のおかげで12ドルの手数料??ひどい話だ。(pot_roastさん

株投資に応用できそうなグーグル・インサイト

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野村ホールディングスが最近好調なので、そのことをツイートしたら、@omttm1さんから早速こういう返信が来た。 数ヶ月前つぶれるといった評論家がいましたよ 笑 買っておけば良かったと後悔しているところだが、野村ホールディングスはニューヨークにも上場されているので、時々チャートを見ることがあった。現に、12月末に日足チャートを見たときは、ひょっとしたら二番底かもしれないから、このあたりで試しに少し買っておいたら面白いかもしれないと思っていた。(繰り返しになるが、買っておけばよかった!) 12月末、3ドル未満だった株価は、現在3ドル70セントで取引されている。約25%のラリーだ。 @omttm1さんによれば、野村ホールディングスは潰れる、と数カ月に言った評論家がいるようだが、ここでグーグル・インサイトを使って「野村ホールディングス」で検索してみよう。 グーグル・インサイト 最近90日間の様子になる。1、2、3、4で示したように、「野村ホールディングス」という言葉で検索が多かったのは、この4回になる。Bと一致する1では、「野村ホールディングス赤字283億円 欧州債務危機が波及」、というニュースが報道されている。少し調べてみたが、2、3、4ではこれといったニュースは発表されていない。(4の二日後のAでは、「野村ホールディングス、上海拠点のPEファンドに対する投資で合意」というニュースが報道されている。 既にお気づきのように、一月に入ってから野村ホールディングスは順調に株価を上げているのに、検索数の方は反対に減少してしまった。この言い方が当たっているかは分からないが、ほとんどの個人投資家に無視される中で、野村ホールディングスは反発ラリーを展開しているような気がする。 次に、金銘柄「gold stocks」で検索してみた。 グーグル・インサイト 突出したCで分かるように、この日11月3日は、「gold stocks」という言葉での検索が大きく増えた。「金関連の株はかなりの割安」、という記事も11月3日に発表されているのだが、もしこの日に金に投資をしている上場投信を買ったらどうなっただろうか。 矢印が11月3日だ。言うまでもなく、そこでは買うのではなく売りが正解だった。 具体的にどう使うべきかはまだ

2月の注目は金、銀、肥料??

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明日はこの銘柄で行こう、今週はこの銘柄で行こう、といったように株をやる人たちには注目銘柄リストがある。実例をあげると、同僚Zさんのリストには、Talbots Inc という小売銘柄が入っていたから、金曜のブレイクアウトで買うことができた。 Talbots Inc  の日足チャート。大きくブレイクアウトして、金曜は18%を超える上昇となった。 そろそろ1月が終わり、2月用の銘柄が話題になっている。中でも注目を集めているのが、次の3銘柄だ。 ・ CF Industries Holdings, Inc. Co (CF): 化学肥料の会社。過去6年間、2月に下げたことはなく、2月の平均上昇率は16.83%。 ・ Yamana Gold, Inc. (AUY): 金鉱株。過去8年間、2月に下げたことは一度もなく、2月の平均上昇率は8.55%。 ・ iShares Silver Trust (SLV): 銀専門の上場投信。過去5年間、2月に下げたことは一度もなく、2月の平均上昇率は9.24%。

いよいよ動き始めた金融セクター

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とうとう金融セクターが200日移動平均線を突破した。下は金融銘柄に投資している上場投信、Financial Select Sector SPDR Fund (XLF)の日足チャートだ。 「200日移動平均線より下にある株を買ってはいけない。投資対象になるのは、200日移動平均線より上にある株だ」、という考え方をする人も結構いるから、このブレイクアウトで金融銘柄がいっそう注目されることになりそうだ。 さて、この上場投信はどんな銘柄に投資しているのだろうか。トップ10を見てみよう。 資料:ヤフー・ファイナンス 12月31日時点 筆頭はウェルズ・ファーゴ、資金の9.34%が割り当てられている。二番目はウォーレン・バフェット氏の会社バークシャー・ハサウェイ、3番目はJPモルガンと続き、第10番目が保険会社のメットライフだ。一番上に、Top 10 Holdings (48.43% of Total Assets)と記されているように、全資金の48.43%がこれらトップ10銘柄に配分されている。 シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、それにメットライフはまだ200日移動平均線を突破していないが、月曜にブレイクアウトの期待ができそうなのがメットライフだ。 メットライフ 見てのとおり、200日移動平均線の直ぐ下で終了だから、上放れたら買ってやろうと計画している人が多いことだろう。 そして上はウェルズ・ファーゴの日足チャート。このまま50日移動平均線(緑)が、下から上に200日移動平均線(赤)をクロスすると、投資家たちにお馴染みのゴールデンクロスが形成される。 もう一つの注目は国債だ。 長期米国債専門の上場投信の日足チャート もしサポートレベルを割るようなら、更に国債が売られて、その資金が株に回って来るような気がする。

また天然ガスの話???

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なかなか下げが止まらない。木曜のマーケットはまだ終わっていないが、下は天然ガスに投資をしている上場投信、United States Natural Gas (UNG)の日足チャートだ。 矢印で示したように、今日の出来高は極めて大きい。まだ約1時間の取引を残し、既に通常の3倍以上の出来高だ。問題は、これが売りのピークだろうか。言い換えれば、ここまで下げに耐えてきた人たちが、ついに降伏して持ち株を投げているのだろうか。 昨日のブログで書いたように、今年の冬は平年以上に気温が高いことが、天然ガスが売られる一因となっている。現に、今日のウォールストリート・ジャーナルは、こんなことを報道している。 先週の天然ガス在庫量は870億立方フィートの減少となった。冬は暖房用として燃料が使われるため、天然ガスの在庫量は減るのが当たり前だが、この870億立方フィートという減少量は極めて少ない。前年度同時期の減少量は2280億立方フィート、そして5年平均の減少量は1620億立方フィートだ。なぜこうも在庫の減少量が微々たるものなのだろうか。原因は暖かい冬だ。 更にウォールストリート・ジャーナルは、気象学者のほとんどが温暖な気候が続くことを予報し、天然ガスの下落はまだ続く可能性があることを記している。今年の冬は暖かい、という周知の記事でまた天然ガスが売られてしまうのだから、さすがにウォールストリート・ジャーナルだ。 このウォールストリート・ジャーナルの記事がダメ押しの売りを呼ぶ結果になった可能性があるわけだが、現時点では全く反発が見られないから試しに少し買ってみようか、といった気にしかなれない。もちろん、トレンドに逆らった投資をすることに反対する人も多いわけだが、あるトレーダーがこんなことを書いている。 はたして降参を示すタオルがリングへ投げ込まれたのだろうか。もしあなたの回答が「イエス」なら、来たるべき反発ラリーに備えて、このETF(United States Natural Gas (UNG))を監視し続けるべきだ。 (参考にした記事: The Ultimate Trap? Natural Gas Keeps Tumbling, And Even Lower Prices Could Be On The Way )

寒波到来を祈る天然ガスの投機家たち

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先日、正確に言えば1月12日、「天然ガス--ここが大底だ???」という題でブログを書いた。例として挙げたのは、天然ガスに投資をしている上場投信United States Natural Gas Fund (UNG)だ。12日の終値は5ドル90セント、そして現在の価格は5ドル38セントだから、更に約9%の下落となったわけだ。今朝のブログで、マーク・ペリー氏(ミシガン大教授)は、こんなチャートを掲載している。 チャート: mjperry.blogspot.com 米国内における10月の天然ガス生産量が史上最高に達した。 チャート: mjperry.blogspot.com  (先物市場における、2000年1月から2012年1月までの天然ガス価格) 史上最高の天然ガス生産量、比較的暖かな今年の冬などが原因となって、天然ガス価格の下げが続いている。 上のチャートで見るかぎり、現在の天然ガス価格はサポートレベルのテスト中だから、位置的には買い手が現れても不思議ではない。言い換えれば、現在の価格は天井に近いか、それとも底に近いかと質問されれば、ほとんどの回答は後者になることだろう。ケビン・カー氏(kerrtrade.com)は、こう書いている。 天然ガスは、2008年の高値から70%を超える下落となり、商品市場の中で最も成績が悪い商品の一つだ。今年の冬はそれほど寒くないから、天然ガスの需要は減り、在庫量も平均以上に増えている。しかし短期的に見た場合、天然ガスは反発ラリーを展開する可能性がある。 なぜ反発ラリーが期待できるのだろうか。カー氏の説明を極めて簡単に要約すると、天然ガスは超売られ過ぎであること、そして冬はまだ終わっていないという二点になる。 ご存知のように、天然ガスを空売っている人たちは、空売りポジションを買い戻すことで利益を上げることができる。売り手も同じチャートを見ているわけだから、現在の価格がサポートレベルに近いことは知っている。それから、もし寒波到来の予報が出ようものなら、これが買い戻しの良い理由になることだろう。もちろん、天然ガスの長期トレンドは下げ方向だから、反発ラリーはカー氏の言うように短期的なものになる可能性が高い。 (参照した記事: Natural Gas Updates; Here Come

皆さんなら、どんなタイミングで買う?

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長い低迷が続いていたファースト・ソーラーに、ゴールドマン・サックスのアナリストが、買い推奨を発表した。下が週足チャートだ。 2011年2月、175ドルを超えていた株価だが、12月19日には29ドル87セントという安値を記録した。今日1月17日の終値は40ドルだから、最近の動きだけを考慮すると、株価の方は30%を上回る反発ラリーの展開中だ。 この反発ラリーのお陰で、MACDのファストラインが下から上にスローラインをクロスして、買いシグナルが発せられる結果となった(2)。買った人たちは、今日の終値から約10ドル上にある、20週移動平均線(1)あたりを第一番目の目標にしているのではないだろうか。 まだ買っていない人たちは、どんなタイミングで買ってくるだろうか。日足チャートを見てみよう。 1で分かるように、株価はまだ窓の中で推移しているから、ここからのブレイクアウトが買いシグナルになる。第一の株価目標は12月の高値(51ドル89セント)だ。上記したように、週足に走る移動平均線が50ドル付近、それに区切りの良い数字で利食うことを考える人が多いことだろうから、50ドルを簡単に突破するのは難しいと思われる。 (参考にした記事: Goldman Sachs Says Buy Cree (CREE), Universal Display (PANL) and First Solar (FSLR))

休場の月曜、ブログの斜め読み

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・最近、バルチック海運指数のことをあまり聞かなくなった。10月の中頃にピークとなり、下のチャートで分かるように、先月だけで43%の大幅下落、そしてここ3カ月間では49%の下落だ。-- (Bespoke Investment Group) チャート:Bespoke Investment Group バルチック海運指数:通称BDIは、ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数。バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表する。基準となる1985年1月4日を1000として算定している。(ウィキペディアから抜粋) ・狭いかごに押し込められた食用の猫たち(中国) 写真:China Daily 悲観論者が語る2012年の見通し: ジョン・ハスマン氏(Hussman Econometrics Advisors): データが示していることは、世界的な景気後退が今直ぐに始まろうとしている。最近やや明るい経済指標が発表され、景気後退の確率が100%以下になったことは確かだが、経済の減速が最も可能性が高い結果であることに変わりはない。 ピーター・シフ氏(Euro Pacific Capital): 現実が醜い頭を持ち上げるとき魔法は解かれ、極めて厳しい状況が展開されることになる。インターネット株や住宅市場が崩壊したように、同じことが米ドルと米国債に起きることだろう。 デイビッド・ローセンバーグ氏(Gluskin Sheff & Associates): 米国経済はもろい状態にあり、現在展開されている経済回復も弱々しい。今年の経済成長率は、かろうじて1%を超えるといった程度になるだろう。 (参照した記事: Apocalypse How? Dire 2012 Forecasts Some call it an indelicate trade, others, a delicacy Baltic Dry Index Collapses )

金チャート -- 売り手が望むシナリオ

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16日(月)はキング牧師の日でアメリカは祭日だ。たしかに休日なのだが、全ての企業がこの日を祭日扱いしているわけではないので、月曜は休みにならない人たちもいる。 キング牧師と言えば「私には夢がある」演説で有名だ。米大使館のサイトに、この演説の和訳が掲載されているので、興味のある方は下記にアクセスしてほしい。 「私には夢がある」(1963年) キング牧師 キング牧師の後に、マーケットの話をするのは気がひけるが、金に関するこういう記事がある。 チャート: Chart of the Day 2011年8月のピークから金は250ドルを超える下げとなっているが、上のチャートは、長期的に金の動きを見たものだ。金の上げ相場は2001年から始まり、上昇するトレンドラインの角度で分かるように、最近4年間の上昇角度は急なものになっている。ここ4カ月半で起きた下げ幅は、2008年以来最大の下げ幅となり、その結果、金は現在角度が急なアップトレンドラインのテスト中だ。 というわけで、金の長期的な上げ基調は崩れていないが、ここで金の日足チャートを見てみよう。 既に三角形をブレイクダウンした金は、現在反発ラリーを展開している。このまま上昇が続いたとしても、延長させた三角形の上辺がレジスタンスになる可能性がある。もちろん、この上辺を簡単に突破するようなら、急速な空売りの買い戻しが起きることだろう。 下は、売り手が望んでいるシナリオだ。 もし1550ドル付近に走るサポートラインを割るようなら、金は1200ドルあたりまで下げる可能性がある。 (参照した記事:  Chart of the Day )

米国の高校生に聞きました -- 初代大統領は誰?

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これはアメリカの若者だけの話なのか、それとも日本の若者も同様なのかは分からないが、こんな統計がある。 18歳から24歳のアメリカ人で、世界地図上でイラクを見つけることができたのは、たったの37パーセントだった。更に、ニューヨークを見つけることができたのは50%だった。(米国地理学協会の調査) という訳で、アメリカで道に迷ったら、若い人に道を聞くのはやめたほうがよいだろう。 2009年になるが、オクラホマ州の高校生を対象に、こんな質問がされた。 ・米国の最高法は何でしょうか? 正解は憲法なのだが、憲法と答えることができたのは28%だけだった。 ・米議会は二院制ですが、それぞれの名称は何ですか? 上院と下院と答えることができたのは27%だった。 ・米国の二大政党は何ですか? 民主党と共和党と答えることができたのは43%だった。 ・米国の初代大統領は誰ですか? もちろんジョージ・ワシントンなのだが正解率は23%だった。現在の大統領オバマ氏は第44代目になる。 初代大統領と聞いて、米国市民権を取るためのテストを思い出した。米国市民として知っておくべき事が出題されるのだが、ほとんどのアメリカの高校生たちはこのテストに合格できないような気がする。実際には、こんな問題が出題される。 1、南北戦争を引き起こす一因となったものはどれですか? A、砂糖 B、西方への進出 C、奴隷問題 D、石油 2、米国市民として守らなければならないのはどれですか? A、米国外への旅行をしないこと B、他国への忠誠心を捨てること C、米国の法律に従わないこと D、米国の憲法を擁護しないこと 3、米国東海岸に面する海の名前は何ですか? A、北極海 B、インド洋 C、太平洋 D、大西洋 4、2001年9月11日に米国で起きた大きな出来事は何ですか? A、ハリケーン・アンドリューが米国を襲った B、スリーマイル原発事故 C、米国本土がテロリストによって攻撃された D、日本軍による真珠湾の攻撃 はたして何パーセントの米国高校生がアメリカの市民権を取得できるのだろう?? (参照した記事:  Dumb As A Rock Naturalization Self Test )

延々と続くバレーバール

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天然ガス -- ここが大底だ???

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いったいどこまで下がるのだろうか。下は天然ガス専門の上場投信の日足チャートだ。 去年7月、11ドル以上だった株価は現在6ドルを割っている。1、2で分かるように、特に最近の下げに伴う出来高は大きく膨らみ、正にパニック売りといった状態だ。もしこれが売りのピークなら、そろそろ反発があってもおかしくない状況だが、底値拾いを試すたびに損切る結果となっていた銘柄だけに、ここで出動するのは難しいかもしれない。入れてある移動平均線は50日移動平均線だ。見てのとおり、株価の方は、この移動平均線から大きく離れている。この離れ具合は、乖離率というテクニカル指標を使って見ることができる。 1のラインは0%の位置に引かれている。株価=50日移動平均線なら0%になるわけだ。2010年の4月からふり返って見ると、株価が50日移動平均線より上にある場合、+10%(2)が上限になる傾向があった。逆に下げた場合は、マイナス15%(3)付近が下限になっていた。しかし、現在の位置はマイナス20.71%という極めて大きな乖離だ。 ETFダイジェストは、こんな見方をしている。 株価は下降するチャンネルの下辺を割ってしまった。このような現象は、最後の最後まで株を持ち続けた人たちが降参して、持ち株を手放したときに起きるものだ。底が近い、と判断することもできるが、まだこれだけでは買いシグナルと断言することはできない。重要なことは、先ず反転のパターンを確認することだ。 今日(木曜)形成されたローソク足は極端に強い形ではないが、尻尾のような下ヒゲが形成され、ほぼ高値で終了している。既に割ってしまったチャンネルの下辺がレジスタンスになる可能性があるから、先ずこの下辺を突破できるかに注目したい。  (参考にした記事: Time to Buy Natural Gas? )

ブレイクアウトが迫る農産物専門の上場投信

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2012年はアメリカ株の年!?

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空売りで有名な人が、今日のマーケットは買いだ、と言ったらどう解釈するべきだろうか。ダグ・カスという売りで知られるヘッジファンド・マネージャーがいるのだが、昨日こんなことを語っている。 米国株式市場に対する私の見方は更に楽観的なものになっており、今は株に割り当てる資金を増やす時だ。 9時前に起きたことがない人が、ある日突然5時に起きると目立つように、カス氏の強気論も同様に目立つ。しかし、なぜ氏は強気になったのだろうか。挙げられている理由を見てみよう。 ・アメリカの経済回復は、たしかにゆっくりとしている。しかし他の国々と比較してみると、現在のアメリカの経済回復は、一部の新興市場国を除いて、どの国より優れている。 ・資本、流動性を考慮した場合、米国の銀行は海外の銀行よりしっかりしている。 ・バランスシートが示す健全な米国企業。 ・更に安定してきた米国消費者。各世帯が抱える借金も大幅に減っている。 ・他の国々、例を挙げればヨーロッパや中東と比較すると、アメリカは政治的に安定している。 ・公正、透明な米国企業の報告システム。企業を監視する機関も存在するから、中国企業のような不正が起きない。 ・豊富な資源を抱えるアメリカ。 ・前向き、積極的に行動する米国の中央銀行(連銀)。 ・ドルは相変わらず準備通貨であり、ユーロよりはるかにしっかりしている。 ・より良い暮らしを求めて、今日も移住者が米国に押し寄せている。 なにかアメリカはバラ色といった雰囲気だが、ダウ・セオリー・レターズのリチャード・ラッセル氏の意見も引用しておこう。 先日、明るい雇用統計が発表されたが、株式市場の内容は決して良くなっていない。買い圧力、売り圧力を比べてみると、売り圧力の方が圧倒的に強い。一部の鉱山関連銘柄を除いて、全ての持ち株を売り払ってほしい。なぜなら、今年の相場は長い寒い冬になるからだ。ゴールドマン・サックスの例で分かるように、ウォール街の大金融会社は、社員たちの給料を減らしている。内部の人たちの話によれば、彼らは厳しい相場が2013年まで続くことを想定して準備を進めているようだ。 (参照した記事: Richard Russell - Gold Scaring Weak Hands, Hang on to Miners

犬のビールはビーフ味??

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どんな味がするのだろうか?マーク・ペリー氏(ミシガン大教授)のサイトに、バウザー・ビールという、犬のためにつくられたビールが紹介されていた。さっそくバウザー・ビールのホームページにアクセスしてみた。 気になっていたことは直ぐに回答が得られた。ビールという名前が付いているが、実際はアルコールを含まない非炭酸飲料だ。では、どんな物が含まれているのだろうか? ・米農務省によって格付けされた優良な牛肉、または鶏肉。 ・ビタミンBが豊富な大麦麦芽。 ・関節の健康に欠かせないグルコサミン。 ビールなどという名前をわざわざ付けなくてもよさそうな気がするが、犬を飼っている人たちが聞いたら、これは面白いと思うのかもしれない。 バウザー・ビール 飲み方: ・普通のビールを飲むのと同様に、直接ボトルから飲む。 ・ドッグフードにかける。(缶に入ったドッグフードではなく、袋入りのカリカリしたドッグフードにかける。) ・単に水だけ飲ませるのではなく、混ぜて水に味付けする。 ・よく砕いた氷と混ぜておやつにする。 値段は、ビーフ味チキン味両方とも1ケース(6本入り)19ドル99セント。 アリゾナ州のテレビで放映されたバウザー・ビール (参照したサイト: Bowser Beer )

超楽観レベルに迫る投資心理

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リスクアペタイト(Risk Appetite)という言葉をよく聞きます。Riskは危険、そして Appetiteは食欲という意味ですから、投資家たちのリスクアペタイトが高いときは危険度の高い物に資金が流れます。その反対に投資家たちのリスクアペタイトが低い時は、株のような危険度の高い物が売られて安全な国債などに資金が流れます。もちろんだからと言って、リスクアペタイトが高い時は株ばかりが買われて、国債を買う人がゼロになってしまうという意味ではありません。言い換えれば、リスクアペタイトは投資家たちの心理状態と深い関係がありますから、株式市場が好調な時は自然とリスクアペタイトが高くなって、資金は国債ではなく株の方へ優先的に回されます。 資料: www.sentimentrader.com 上は、1月6日(金)のニューヨーク株式市場終了後における投資家たちの心理状態です。Extreme Pessimismは超悲観的、Extreme Optimismは超楽観的を示します。現在のレベルは、短期(Short-Term)、そして長期(Long-Term)とも超楽観的に接近し、リスクアペタイトが高くなってもおかしくない状態です。 上は大型株で構成されたS&P500指数の日足チャートです。既に200日移動平均線を突破して、現在昨年10月の高値に挑戦中です。もちろん、ブレイクアウトということになれば、投資心理は超楽観レベルに達することでしょう。 ダウ銘柄アルコアの決算を1月9日(月)に控え、いよいよ決算シーズンが始まります。ご存知のように、決算は投資心理に大きな影響を与えるだけに、来週からのマーケットの動きに注目です。 (参照したサイト: SentimenTrader )

フォトジャーナリズム

世界の新年の様子です。 2012: Marking the New Year 全41枚 

米雇用統計 -- 減る国家公務員、地方公務員数

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雇用者数増、失業率減というヘッドラインで、好転し始めた米国の雇用状況が報道されている。下記が今朝発表された12月の雇用統計だ。(カッコ内は予想されていた数値) ・非農業部門雇用者数: +20万人 (+15万人) ・失業率: 8.5% (8.7%) ・時給: +0.2% (+0.2%) ・平均労働時間(週): 34.4時間 (34.3時間) 米国の労働市場について、マーク・ペリー氏(ミシガン大教授)は、こんなことを語っている。 大学卒の人たちの失業率が、2009年1月以来最低の4.1%に下がった。しかしこれとは反対に、高校中退の人々の失業率は、11月の13.3%から13.8%に上昇した。 2011年、米国製造業に従事する人は+22万5000人となり、2010年の+10万9000人に引き続き2年連続の上昇となった。2年連続の上昇は1996年-1997年以来初めてになる。 2011年、公務員の数は28万人減った。内容を見てみると、市町村の機関で働く人たちの数はマイナス18万1000人。州政府機関で働く人びとは6万3000人減。連邦政府機関で働く人びとの数はマイナス3万6000人となった。これで国家公務員、地方公務員数は3年連続の減少となり、3年連続減少は1945年-1947年以来初めてとなる。 下は失業率のグラフだ。 ほぼ10%の高率から8%台まで下がっている。米国の失業率について、マイク・シェドロック氏(投資アドバイザー)のサイトには、こんなことが指摘されている。 ・去年、米国の一般市民数は1,695,000人の増加となったが、労働力人口はたった274,000人しか増えていない。しかし、非労働力人口は1,421,000人増えている。 ・12月、労働力人口数は50,000人減った。 ・11月の非労働力人口290,000人増という大幅な増加に続き、12月も194,000人という大幅な上昇となった。非労働力人口は失業者として数えられない。この非労働力人口を考慮すれば、米国の失業率は11%を超える。 雇用統計が発表されたのは8時半(米東海岸時間)だが、その時点におけるユーロ/ドルの動きを見てみよう。(チャートは15分足) Aが8時半から8時45分に形成された陰線だ。サポートラインを割って、ユーロが

米国株式市場 -- 出遅れている小型株

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ダウ指数に現れたゴールデンクロス

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米国の個人投資家たちが、株に対してやや強気になった。AAIIの調査によると、先月12月、株に回された資金は11月より3%多い56.1%となった。歴史的に見た場合、株へは通常60%の資金が割り当てられているから、投資家たちはまだ株に対して慎重な態度だ。 国債や社債などには21.7%の資金が回され、ここ13カ月間で最高のレベルに達しただけでなく、歴史的平均値である15%を31カ月連続で上回った。現金がポートフォリオを占める割合は11月のレベルを3.5%下回る22.2%となった。(歴史的平均は25%) チャールズ・ロットブラット氏(AAII)は、こう書いている。 高ボラティリティ、低経済成長率、ヨーロッパのソブリン債危機、そして膠着状態な米議会などが要因となって、個人投資家たちは、株に対してまだ積極的になれない状態だ。そして同時に、投資家たちは利回りの低い国債やマネーマケット・ファンドにも不満を抱いている。 先日引用したヒラリー・クレーマー氏(GameChangerStocks.com)の低金利に関する言葉を、もう一度引用しよう。 米国債の大幅下落が、2012年の大きなニュースの一つになると思う。資金を守る安全な場所として国債が選ばれていたが、こんな低利回りでは利益はほとんどゼロに等しい。いくら安全だと言っても、リターンの低い物に資金が永久に停留することはないから、2012年は資金が国債から米国株式市場に流入するだろう。 ご存知のように、国債が買われると利回りが下がり、反対に国債が売られると利回りは上昇する。下は、米国の長期国債(30年物)の週足チャートだ。 今のところ20週移動平均線に支えられている。しかし1と2で示したように、ひょっとしたら二番天井かもしれない、と思っている人が多いのではないだろうか。MACD(B)には、Aのような明確な売りシグナルは出ていないが、ファストラインは既にスローラインより下だ。二番天井と解釈して既に空売っている人たちは、どのあたりを目標にしているのだろうか。 先ず最初の目標は135付近に位置するAの安値。次の目標値Bは、このように計算することができる。 1と2を結んでできた抵抗線は146付近に走っている。この抵抗線とAの安値の差は11ポイントだから、この差をAの安値から引くと、目標